親身で熱い講師陣に助けられ、合格できました。
諦めなくてよかった!
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
大学が法学部だったため、資格を取って法律に携わる仕事をしたいと考えていました。もともと、平和主義であったため未然に争いを防ぐ予防法務という考えに興味をもったこと、また、街の法律家というイメージで勉強することにしました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
中上級段階の学習法について(2015 年まで)
意識するようになったのは、情報の集約、一元化でした。別の講座テキストに分散していたりして、わかっているはずのことを忘れていることがよくあったからでした。
そこで、活用したのが「択一クイック総整理講座」でした。左頁に問題があり、右頁には解答周辺知識が図表でまとまっていて、視覚的に覚えることができました。間違えた問題や重要と思われる知識は、書き加えたりして、この一冊を読めば試験に対応できるものを目指しました。一部マイナー論点などは、「択一実戦力養成答練」の問題、図表を挟み込んで使っていました。そして、目を閉じても自分の言葉で説明できるように何度も繰り返しました。結果的に、択一の点数が直前期に一気に伸び、基準点を超えることができました。
記述対策は、山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」を受講しました。問題作成者の方も毎回、質問受けをしてくれ、何が大事な知識かを直に聞けたのは、他の受験指導校にはない大きな特徴だと思います。
また、2015 年は髙橋智宏講師のパーソナルカウンセリングの案内があったので利用してみました。民法に対して、しっかりと図を描いてみることをすすめられました。複雑な事案や登場人物が多くなるものは、しっかりとイメージができていないことに気づきました。
また、付箋勉強法も教えていただきました。付箋であれば、もう覚えたと思うものは、はがすことができるのでテキストがマーカーだらけになることはありません。このような勉強を繰り返していたおかげか、模試でも比較的安定した点数を取ることができ、あとは記述が安定すれば大丈夫だと思えるようになりました。ここで、気を抜いてしまったのが一番のミスだと思います。他校の最後の模試でとんでもない点数を取ってしまい、一気に不安が大きくなってしまいました。良くも悪くも模試は模試と、気にせず、自分の勉強法を続けることが大事です。
昨年は、午後の択一式で点数が及ばず、残念な結果となってしまいました。しかも、答えを変えたうち3/4 が最初の答えが正解でした。ある程度勉強が進んでいる方は、答えを変えるときは、明確な根拠がない限り変えない方が良い場合が多い気がします。
中上級段階の学習法について(2016 年)
年内は、あまり勉強をする気が起きなかったのですが、当時の上司にすすめられ行政書士の勉強をしていました。科目が被っていることも多く、行政法をしっかり勉強すれば、民法、会社法、憲法は復習にもなって、気持ちの切り替えにもなるので、基準点付近で悔しい思いをして、やる気が起きない方は、ぜひ検討してみてください。
年明けからの勉強法は、取り組み方を変えました。
1.早く解くことに満足感を得ていて、問題文を読み込むのが適当になっていることがあったので、漏れがないようにじっくり読むことにしました。早く解くのは、直前期になってからでもいいと思います。
2.少し自分を疑ってみる。すると、慢心にならずに勉強できます。
3.ちょっと面倒くさいなと思うことをする。例えば、エレベーターではなく階段を使うなど。鼻で笑う人もいましたが、小さな積み重ねと自信は最後に自分を勇気づけてくれました。
直前期は、以下の講座を受講しました。
・「最後の2択を必ずとる講座」
似た知識を比較でき、見開きで情報が集約されているので、正に直前期に欲しかった講座でした。これで、間違いやすい論点の整理ができました。
・「択一登記法集中演習講座」
この講座で扱っている問題は、知っていれば取れる問題であり、わかりやすい解説が入っているので、覚えやすいです。これに出ていない問題は、超マイナーだと割り切って勉強できたので手を広げずに済みました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
とにかく、親身で熱い講師陣だと思います。質問に対しても、丁寧に答えていただき、時にはわざわざ調べに行ってくれることもあり、本当に助かりました。
山村講師の「諦めないんじゃなくて、諦めるわけにはいかないんだ。」
この言葉が、不登法の記述式を解いているとき、思い浮かび、時間のないなかでも何とか解くことができました。
最後に
受験時代が長くなってくると、段々と自分も他人も批判的な目で見てしまうことがありました。しかし、結局自分がどうなりたいかをもう一度考えたとき、変わりたいと強く思いました。大切なのは、今、自分が何をすべきなのかを考え、それが決まったら、そこに向き合っていくこと、そして、その積み重ねで現在、未来があるのだと思います。
番号があった時の喜びとそれと同じくらいの安心感、支えてくれた方々のおかげだと心から思えました。すべて無駄では、なかったのだとわかり、涙があふれてきました。遠回りした分だけ、得られることもありました。自分自身を知るきっかけになるのがこの試験です。日々積み重ねていくことで、合格は見えてきます。最後は、自分を信じて頑張ってください。
末筆になりますが、講師はじめ、行政書士試験の際、助言をしていただいた方を含めスタッフの方々には本当にお世話になりました。この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。