ひたむきに正しい勉強をすれば、誰でも必ず合格できる、
私の合格がこれを証明できた
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は特に自分自身が法律家になりたいと思って、司法書士試験の勉強をはじめたわけではありません。学歴や社会人としての経歴を少しでも補完できればと思い、今まで色々な資格試験に挑戦してきました。司法書士試験の勉強もそのうちのひとつでしたが、次第に法律の勉強の面白さにはまっていきました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
入門段階の学習法について
最初はとにかく遅れないように講義についていくのが精一杯でした。なかなか復習までは手が回らず、最初の年は過去問を解くことも手薄な勉強でした。まずは演習よりも、理解することを心がけていたので、苦手な科目や分野に限っては何度も講義を繰り返し聴いていました。
中上級段階の学習法について
2 年目に入ってから、ようやく過去問を解く勉強に切り替えていきました。理解が曖昧なところに遭遇したときは、必ず入門テキストに立ち戻り、知識の定着に努めました。また、未知の問題にも対応することができるように、高城真之介講師の「択一実戦力養成答練」と、山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」は毎年受講していました。
高城講師の「択一実戦力養成答練」は、毎週日曜日に演習をして、その後に解説講義まで視聴しました。6 日後の土曜日に改めて同じ問題を解き直し、正答率を上げて知識を定着させる勉強を心がけました。
山村講師の「記述式答案構成力養成答練」は、土曜日と日曜日に各1 問ずつ解き、その後、それぞれの問題の解説講義を視聴しました。とにかく本試験まで何度も繰り返し解き直し、2 回目以降の演習では時間の短縮にも努めましたが、それでも答案構成は毎回必ず作成しました。答案構成用紙に問題の情報を落とし込むことで、与えられた問題をスリム化するとともにわかりやすく事案を可視化し、枠ズレをすることなく合格答案を作成する能力を養うことができました。おかげさまで、今年の本試験でも、不登法の記述式では問題の分量が多く、内容がなかなかわかりにくい事案でしたが、なんとか枠ズレをすることもなく冷静に解答をすることができました。(時間が足りず、第3 欄の解答はすべて書ききれませんでしたが…)
結局、本試験までに高城講師の「択一実戦力養成答練」は計4 回、山村講師の「記述式答案構成力養成答練」は計5 回、解くことをやり遂げました。
尚、毎年、年が明けた1 月から新たな講座が始まるまでの年内の間に、過去の「択一実戦力養成答練」と「記述式答案構成力養成答練」を解き直していました。
去年の本試験後、年明け
去年の本試験の発表後は、全科目の過去問を改めてすべて解き直し、問題の全部の肢をしっかりと理解しており、もう本試験まで解く必要のないと判断した問題は、今後の演習から取り除く絞り込み作業をしていきました。実際にはなかなか絞り込む勇気がでず、1 巡目の絞り込みでは全体の7 ~ 8 割までしか減らすことができませんでした。その後も絞り込んだ過去問を更に絞り込む作業を繰り返し、3 月末に3 巡目を終えた頃には、全問題数の半分以下にまで減らすことができていました。
こうして手間暇かけて作った自分だけのオリジナル過去問集を、本試験まで可能な限り何回も解きまくりました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
3 年前の直前期、大阪梅田校で山村講師から直筆のサイン色紙をいただきました。2015 年筆記試験では、総合点で2.5 点足りず、発表後も悔しくてなかなか勉強を再開することができませんでしたが、山村講師からいただいた色紙には、「合格への執念」と書かれており、その言葉が勉強から遠ざかろうとしていた自分を、もう一度机の前に引き戻してくれました。
時に、答練や「全国公開模擬試験」などでたまたま良い点数を取ることがありましたが、決して気を緩めることなく、山村講師がよく講義の中でおっしゃってくれていた「限界のちょっと先にゴールがある!」という言葉を思い出し、最後まで手を抜かずに、合格に必要とされる勉強をやり遂げることができました。
仕事と勉強、両立の秘訣
会社まではマイカー通勤できましたが、始業時間に近づくほど渋滞がひどくなり、通勤に余分な時間を要してしまうため、毎朝、渋滞に巻き込まれることがないように1 時間以上早く出勤し、仕事が始まる前に必ず記述の問題を1 問解いていました。
仕事と勉強の両立を上手くしていくためには、隙間時間の捻出と有効な活用が求められると思います。限られた時間を、理解・演習・記憶のどの時間に割り当てるのか、常に意識しながら日々の勉強に取り組みました。
最後に
最初に覚悟していた年数より、はるかに長い受験生活となってしまいましたが、友達の応援、会社の理解、そして家族の支えが常にあったので、なんとか今年、合格を勝ち取ることができました。
司法書士試験は、こつこつとひた向きに正しい勉強を積み重ねていけば、必ず誰でも合格できる試験だと思いますし、そのことを身をもって証明することができました。