独学で勉強して合格しましたが、
他の人にはおすすめしません。勉強法を大切に!

S.Sさん(40代)
フリーライター

◆受験回数 5回
◆主な受講講座
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 私は20 代から雑誌の記事を書くフリーライターの仕事をしていましたが、2000 年ごろから出版物は全般的に売れなくなり業界の景気は悪化しました。その後しばらく個人的には仕事が増えていたので問題なかったのですが、リーマンショック後、急激に仕事が減り、活字メディアの業界にいてはジリ貧だと考え、約5 年前に転職を決意しました。しかし、40 代になると異業種への転職は一般的に難しいので、資格をとっての転職、それも人の役に立てそうなものと考えて、司法書士を目指すことにしました。
 仕事をしながらの勉強でしたが、もともと仕事の時間が不規則なので、スケジュール管理は一般的にはあまり参考にはならないでしょう。仕事が忙しい時期は何日も勉強できず、逆に仕事があまりない時期は連日長時間勉強しました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

 勉強は独学でやりました。講義の類はいっさい受けていません。ただ、これは好き好きなのでひとにはおすすめしません。結果的には仕事をしながら5 回目で合格したわけですが、あまりいい方法ではなかったかな、と思います。無駄もけっこうあったので、うまくやればもう1 年、運がよければ2 年早く合格することも可能だったのではないかという気がします。
 独学での勉強法を指南してくれる人がいれば別ですが、そういう人はほとんどいないと思うので、少なくとも1 年くらいは伊藤塾のような受験指導校で講座を受けたほうがいいと思います。

直前期の学習法や試験当日について

 3月末頃からは、「プレ模試」、「全国公開模擬試験」を受験しました。答練と模試をひととおり受けていると、頻出テーマ、特に近年の重要テーマが絞れてきます。これは重要です。答練と模試で間違えた問題は繰り返し復習しました。伊藤塾の模試は金額も安く、解説もわかりやすく、問題も良質で、非常に役に立ってくれました。4 月、5 月、6 月は、問題集を使った復習、そして答練、模試などの復習をメインに学習しました。
 試験前日はプレッシャーでよく眠られませんでしたが、気が張っていたので本試験は問題なく乗り切れました。前年度もそうでしたが、前日に眠れなくても、ナーバスになる必要はないです。

最後に

 今後いずれは地元で独立開業して、生まれ育った地域の役に立ちたいと思っています。また、受験勉強中に迷惑をかけたりお世話になったりした家族にも恩返しができればと思います。
 勉強してきた期間は5 年弱ですが、受験をやめようとは1 秒も思ったことはありませんでした。その大きな理由は、独学だったため、お金をかけなかったからだと思います。受験講座は受けたほうがいいと思いますが、必ずしもずっと受講を続けなくても合格はできます。とにかく、あきらめないでください。