父が司法書士をしており仕事の存在自体は知っておりましたが、試験を受けようという気持ちは大学を中退するまでは全くなく、いつか資格を取って跡を継げたらいいな、くらいの気持ちしかありませんでした。しかし、大学になじめず中退を考えはじめた頃、大学中退じゃあ就職もろくにできないだろうし、司法書士の資格を取れば親の所で働けるしなー、という誠に不純な動機で受験を決意しました。

　2015 年、2016 年の「プレ模試」と「全国公開模擬試験」しか受けておりませんが、受講の理由としては（１）他校の模試ばかり受けていたので問題に慣れてしまい、少し問われ方を変えられると同じ論点でも間違うことが多かったため、アウェイでの模試も必要だと感じたこと、（２）受験生に優しい受講料金。以上の2 点です。

直前期の学習法や試験当日について

　メインで受講していた受験指導校の答練・模試はできて当たり前、目標は伊藤塾の模試で合格判定をもらうことだと考え、問題の結論を覚えるのではなくその問題を解く過程を大切にするということを意識して、テキストを読み込んでいました。
　その結果、伊藤塾の模試では2 回ともA 判定をいただき、自信になりました。

　私は受験を決意してから20 年ほど経って合格いたしました。もちろん20 年ずっと勉強していたわけではありませんが、その間に多くの友人は就職、結婚をし、自分をかわいがってくれた祖母も亡くなり色んなことが周りでは起こっているのに、自分だけはずっと同じ日々の繰り返しで時間が止まったままでした。この時間はもう戻せませんが、止まった時間は動きはじめました。やっと親孝行できる喜びで一杯です。
　これから受験を決意されようとしている方、また再度受験されようと決意されている方、こんな僕が言うのもおこがましいですが、一年死ぬ気で勉強して一気に合格してしまいましょう！だらだらしていても一つもいいことなどありません。俺みたいになるな！