入門講座から合格するまで高城真之介講師に
お世話になり、勉強のモチベーションを維持できました
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
将来法律に関わる仕事がしたいと考え、また資格の勉強をしながら大学時代を過ごしたいと思っていたので、在学中でも試験が受けられる司法書士を目指しました。
大学に入ってすぐに読んだ「伊藤真の入門シリーズ」(日本評論社)がわかりやすく、伊藤塾で勉強しようと思いました。そして、入門講座のガイダンスに参加して高城真之介講師の丁寧で親しみやすく、質問しやすい感じが良かったので、高城クラスの「入門講座」を選びました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習法について
新しい知識がどんどん入ってくるので、講義が終わってその日のうちに講義部分のテキストを眺め、制度の理解や考え方を中心に押さえておこうと意識していました。ただ、講義がない日でも大学の授業を受けているとテキストの復習だけで1日終わることも多く、過去問演習も満足にできないまま、次の講義を受けるという悪循環になっていました。そこで、講義終わりに講師やクラスマネージャーの方に質問して、なるべく疑問を残さないことで復習する負担を減らそうと心がけました。
②中上級段階の学習法について
択一は、中上級段階でもやらなければならないことは変わらないと思い、過去問・テキスト・条文だけで勉強していました。「択一合格アドバンス講座」をとっていたのでそのテキストを使いました。このテキストは、コンパクトに良くまとまっていたのと会社法と商登法がひとつになっているので使いやすかったです。また、年内に全科目が終了するので年明けからの演習中心の学習へスムーズに移行できました。
この講座が終わったあとは、「択一実戦力養成答練」をペースメーカとして使いました。範囲が決まっていたこともあり、1週間ごとにより良い結果を出そうとしたので、「締め切り効果」で集中して学習できたと思います。
記述はひな型の暗記が足りないと思っていたので、「速解記述式パターン60」を受講して、毎日1問ずつノルマにして解いていました。実体が分かっているのに書けないということがなくなり、記述への恐怖心がなくなりました。
③直前期の学習法や試験当日について
択一では、ひたすら過去問演習とテキストの読み込みをしました。過去問は演習する年度を絞って行い、テキストの読み込みを重視しました。4、5月はこの時点で正解している問題も何ヶ月も覚えている自信がなかったので2週間で全科目の全部の過去問を解くことと、1週間で間違えた問題だけを解くことを交互に繰り返しました。6月になってからは全科目を1週間で1回繰り返しました。
記述は、直前期でもひな型を忘れないように毎日朝に「速解記述式パターン60」の不登法・商登法各1 問ずつと「記述式答案構成力養成答練」の不登法・商登法1問ずつ解いていました。例年の直前期は、答案構成までで済ませていたところ、今年は前日まで解答用紙にきっちり書くようにしました。手は疲れましたが、おかげで記述式は感覚を鈍らすことなく、本試験に臨めたと思います。
公開模試は全部で4回受けました。食事や休憩時間の使い方を本試験の時と同じにして、体に慣れさせておきました。休憩時間の間、何分間寝て、何を食べ、何を確認するかも決めておきました。
本試験当日は、模試のときと同じようにあらかじめ決めておいた行動をとりました。普段通りを心がけることによって落ち着いて本試験に挑めたと思います。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
高城真之介講師
「入門講座」から中上級講座まで高城講師にはお世話になりました。高城講師は受験生がイメージしやすいように多くの具体例を示しながら、講義を進めていただいたので理解も深まりました。講義後には、私の要領を得ない質問対応にも最後まで丁寧に応じていただき、また精神面でも励ましていただき、高城講師の講義に出ることで勉強のモチベーションを維持することができました。
最後に
私が今年の受験生活で心がけたことは「バランス」です。択一式午前午後、記述式のそれぞれの基準点を超えなければ合格できない試験なので、択一式と記述式の勉強の時間配分、各科目の演習量等を意識して学習していました。
ギリギリの点数での不合格が毎年のように続くと、もう駄目かもしれないと心が折れそうになることもありましたが、基準点に入り続ければ、いつかは受かるだろうとある種の諦めのような気楽な気持ちを持ったことが続けられた理由だと思います。
私は学生→社会人→専業受験生→アルバイトと環境を変えてきました。その都度多くの人に迷惑をかけてきました。それでも我慢してくれた家族、支えてくれた講師の方々、「まだ続けているのか?」と驚きながらも応援してくれた友人に感謝でいっぱいです。