工学技術系大学卒、工学技術系会社員から法律家へ!
働きながらの受験は効率化重視と家族の支えで乗り切る
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は、業界も職種も違う工学技術系の会社員ですが、会社勤めの中、将来に対する漠然とした不安や、社内の閉塞感といったネガティブな感情を抱いていました。そんな中、幸いにも司法書士という職を知るきっかけを得て、会社勤めとは違い評価も責任も全て自分次第という部分に強く惹かれ、挑戦してみようという意欲が湧いてきました。家族が応援してくれたことも、決断の後押しをしてくれました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①中上級段階の学習法について
択一のインプットとしては、「択一クイックマスター総整理講座」をひたすらに繰り返す日々を送りました。会社勤めの中ではどうしてもまとまった時間が取れなかったり、日によっては勉強できなかったりの生活となりがちだったので、空いている時間を見つけては視聴していました。不安から、あちこちに手を出しそうになったこともありましたが、「これだけはやり切ろう」という決意で、工夫しながら徹底して繰り返すことが大事だと思います。
記述のインプットには、蛭町浩講師の講座を受講しました。2回目の受験で、記述の対策が不十分だったことを痛感し、基礎から徹底して勉強し直そうと思い、この講座に取り組みました。Fコン・Dコンという独自の方法論は目から鱗で、これまで漠然と解いていた記述問題の考え方や解き方が一変しました。そして、問題が解け出すと記述が面白くなるという良い循環も生まれたと思います。
アウトプットは、各種答練を利用して自己の知識の確認や新たな知識の追加をしていきました。ここでも、あちこちに手を出したくなる誘惑にかられるのですが、伊藤塾の経験と実績を信頼して、徹底して繰り返すことを実践しました。実際、本試験では、「あ!答練の時のあの問題!」と心の中でガッツポーズをしたものです。
②直前期の学習法や試験当日について
「うかる!択一式」、「うかる!記述式」で知識のまとめと練習を繰り返し、「全国公開模試」で本番を想定した練習ができました。ただ、「全国公開模試」ではなかなか思った程の成果が見られず、得点が伸び悩んでいました。ここでも、「模試の結果に一喜一憂しない」という言葉が私の折れそうな心を支えてくれたと思います。本番前に知らない知識が身についてラッキーくらいに思えたことが、最後の結果につながったと思います。
試験当日は、不安と緊張がこれまで以上に強かったと思います。やれることはやってきたという思いがある分、逆に「これでダメなら…」という思いが大きくなっていました。午前択一式の民法の中盤あたりで、やっと落ち着いてきた気がします。その後は、自分を信じてひたすらに問題にあたっていました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
仕事と勉強の両立について
① 通勤時間や昼休みなど、ちょっとした時間にできる勉強手段を常に身に着けていました。過去問のカードやスマホアプリ、まとめ本など、10分でも時間があれば何かしらの情報に触れるよう努めていました。また、会社帰りに利用できる学習スペース(図書館など)を活用して、1時間でも集中して勉強できる環境を確保していました。
② 前年の経験を踏まえて、年内(7~12月)、年明け(1~3月)、直前(4~6月)にやるべきことを決めて、そのスケジュールに沿って進めましたが、ほとんど、伊藤塾の講義をこなす形でのスケジュールでした。
③ やはり平日は遅れがちでしたが、遅れた分は、土日祝日で挽回するという形でした。
④ 将来どうありたいかを常に意識することが一番大切だと思います。あとは、あまり細かいことに拘らないことも私にとっては大切でした。勉強時間が細切れになりがちだと、どうしても記憶の定着が悪く、何度やっても覚えられない又はあいまいな知識のままということが多くなりましたが、ここで、ひとつの知識に拘り過ぎて時間を費やすことのないように注意していました。
最後に
私は、これまでに実績も経験もない未知の分野へ飛び込もうとしています。まずは実務を学び、経験を積み上げて、1日でも早く一人前の司法書士になれるよう努力していこうと思います。私にとってはこれからが本当の挑戦です。伊藤塾で学んだことを糧に、また、これまでもこれからも支えてくれる家族に対する感謝を忘れることなく、日々精進していきたいと思います。