仕事しながらでも合格できる。諦めなければ合格できる。
これを自分の自信にしたかったです
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
大学卒業後、宅地建物取引主任者を取得した時に司法書士の仕事を知り、2年程司法書士の勉強をしました。しかし、全く歯がたたず一度諦め、不動産会社で勤務しました。不動産売買の決済では、司法書士の仕事を実際に見ることも多く、この時、自分のなりたかった職業はこれじゃなかったのか? と思い、司法書士事務所の補助者に転職しました。補助者になって8年間、勉強しなければならないことは頭では分かっていても、本格的に試験勉強に着手せず、仕事や趣味ばかりの日々を送っていました。10年前、結婚を機に、このままではいけないと痛感し、必ず司法書士試験を突破することを決意し、勉強をはじめました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
①入門段階の学習法について
ずいぶん前の話となってしまいますが、「入門講座」は高城クラスをインターネットクラスで受講しました。仕事をしながらの兼業だったため、講座についていくのが精一杯だったのをよく覚えています。復習も満足にできず、過去問も消化できておらず、知識を丁寧に記憶するという精度の面でもまだまだ不十分で、点数にはなかなか結びつきませんでした。過去問にとりかかれるようになったのは、「入門講座」と本試験が終わってからで、勉強開始から2~3年経過してからでした。
②中上級段階の学習法について
私の場合、「中上級コース」を受講したのは4年目位からでした。宇津木卓磨講師の「択一合格アドバンス講座」を受講し、とにかく遅れないように仕事後なるべく早く勉強を開始し、丁寧に暗記することを心がけ、日々淡々と勉強を続けました。また、この頃から点数も次第に伸び、基準点を超える年もでてくるようになりました。合格まではまだ距離があるものの、徐々にゴールに近づいてきている実感もあり、もう少し頑張ろうと思いました。
6年目位に関信敏講師の「司法書士合格への『思考力』完成ゼミ」を受講し、ある制度と別の制度との共通点や相違点、その理由など、いままで分かっていたつもりで実は曖昧だったところが明確になり、長い苦しい試験勉強だったのが「勉強って楽しい」と思えることがたくさんあり、知識の正確さやモチベーション維持の大きな力となりました。
年明けの「記述式答案構成力養成答練」は、ライブで必ず指される場所に座って受講し、本試験でも同じ手順で記述式問題が解けるよう、自分の中に流れを叩き込むよう心がけました。
③直前期の学習法や試験当日について
「択一実戦力養成答練」や過去問で間違えたところ、比較して覚えるところを、間違いノート(A5のルーズリーフ)に書き込み、通勤時や仕事の昼休みなど、ちょっとした時間でも無駄にしないように見直しをしました。
試験当日は、会場の雰囲気にのみこまれやすい性格なので、比較的のんびりとした最後の方の受験番号で申し込み、冷静に力が発揮できるように気をつけました。結果的に伊藤塾の全国公開模擬試験と同じ教室での受験となり、ホームグラウンドで戦っている感覚で試験を受けることができました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
最後に
正直、こんなに長い期間勉強するとは思っていなかったです。働きながらの兼業受験生でしたが、仕事をしながらでも合格できること、諦めなければいつかゴールに辿り着けることを自分の自信にしたかったから最後まで頑張れたのだと思います。合格した時、周りの人たちが自分の予想以上に喜んでくれました。今、試験勉強がつらいと思われている人も、周りの人たちが喜んでくれる光景を見るため、諦めずに頑張ってもらいたいと思います。