「絞込みと繰り返し」これに気付いて合格しました
伊藤塾での「答案構成」と「勉強方法論」は
独学では得られませんでした
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は理科系学部を卒業し、会社で技術系に所属していましたが、電車での通勤時間に勉強して宅建士の資格を取得しました。その勉強の過程で、不動産取引において司法書士が重要な役割を果たすことを知り、その専門性の高さに魅力を感じました。また、独立開業できる資格に魅力を感じていたことから、ある程度難関資格であることは知りながらも、あまりその難易度を正確に理解せずに司法書士試験の勉強をはじめました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
基本的に独学に徹しようと決めて学習を開始し、色々な市販本を使って勉強を進めました。しかしながら、テキストを読みながら、過去問を解いていくのが精一杯で、テキストの重要知識の定着すらできていない状態が続きました。そんな状態での受験であったため、本試験では基準点にも届かず、惨憺たる成績に終わりました。その時に書店で偶然「うかる!司法書士必出3300選」(日本経済新聞出版社)をみつけ、その内容に衝撃を受けました。わかった気になっていた論点の問題すら解けないのです。これが私と伊藤塾との出会いです。早速全巻購入し、勉強をはじめました。「必要な知識の絞込みと繰り返し」の必要があることを自分に言い聞かせ、とにかく「必出3300選」の知識をマスターすれば基準点は突破できると信じて、重要事項のまとめの部分を理解し、問題を解いていきました。一方でこの段階で記述式はほとんど勉強が進んでおらず、初学者同然でした。そんな中、伊藤塾の無料公開講座で山村拓也講師の答案構成の存在を知り、「こんな方法があったのか」と再び大きな衝撃を受けました。
そこで、2017年の試験に向けて、Aランクの知識は「必出3300選」を繰り返し勉強することにし、応用の知識、記述式の実力をつけるために「演習コース」を受講しました。本試験の結果は全て基準点をクリアすることはできました。しかしながら合格点には届きませんでした。
敗因はいくつかありましたが、最大のものは記述に時間を確保するために午後の択一式で無理にスピードアップした結果、不登法の択一式でAランクの問題を何個も落としてしまったことです。
2018年は、「今年が最後の年」と位置付けて、「最大の敗因」を克服するために「演習コース」に加えて、「新・択一登記法集中演習講座」と「うかる!記述式」も受講しました。
全ての講座の受講を終えた5月以降は、通勤の往路に「必出3300選」を学習し、復路に上記の答練の問題を繰り返しました。電車の中ですので記述式の答案を書くのは辛いです。そこで記述は問題文を読んで、頭の中で答案構成までをする、ということで繰り返しました。そして週末は択一式については時間を計って解いていき、記述式は答案までしっかり書く、という実戦形式の練習を繰り返し行いました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
山村拓也講師
「答案構成」に出会っていなければそもそも合格はなかったと思います。「答案構成」のみならず、その論理的な講義にはいつも引き込まれていました。今では記述式が一番の得意科目になりました。私にとっては珠玉の講義でした。
蛭町浩講師
「うかる!記述式」の問題は難しく、量も多くこなすのが大変でしたが、印象深かったのは「質問回」での講義でした。これまでモヤモヤしていた疑問点の多くがここで氷解しました。
髙橋智宏講師
「新・択一登記法集中演習講座」ではこれまで何度もつまずきながら、なかなか解決できずに放置していた問題を一気に解決することができました。また「そもそも思考法」は午前科目でも大いに役立ちました。
宇津木卓磨講師
「択一実戦力養成答練」では暗記箇所をたくさん指摘され、正直ついていけないかも知れないと自信喪失気味でしたが、直前期には逆に「ここだけを暗記すればよいのだ」と割り切ることができ、非常に重宝しました。
講師の方々、本当にありがとうございました。
最後に
実は今年の本試験でも、本来正解できていなければならない基本問題を間違えたり、記述で添付情報を間違えたり、反省点は結構たくさんありました。しかし「絞込みと繰り返し」という方法論を守って学習を進めたので、合格点をクリアできたのだと思います。もっと早い時期からこの方法論を実践していればもう少し早い時期に合格できたかもしれません。それが、司法書士試験の受験勉強での最後の後悔です。