司法書士の12科目目は“当日の精神力”でした
自分ひとりだけの闘いではなく、周りも一緒に闘い、
そして周りと一緒に喜びました

C.Kさん(40代)

◆受験回数 13回
◆主な受講講座
直前対策講座》プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 結婚を機に正社員で勤めていた勤務先を退職したため、しばらくは主婦業、パートなどで働いていましたが、夫が転勤族であったため、転勤のたびに仕事を変えなえればならないことに不安を持っていました。当時は、デフレ真っただ中で、パート、派遣の仕事も年齢を重ねると仕事を見つけにくい状況にもあったことも理由のひとつです。
 金融機関に働いていて司法書士の存在を知っていたことや、叔父が弁護士をしているため、短大卒の自分でも受験資格のある司法書士を目指すことにしました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

 私が伊藤塾で利用したのは、直前期の「プレ模試」「全国公開模擬試験」でした。初級講座は、他校を利用していたため(当時、ネット検索も今ほど日常ではなく伊藤塾に司法書士講座があると知りませんでした)、実は今年、はじめて伊藤塾の模試や問題集を使いました。
 多年の受験生であったため、色々な受験指導校の模試を受けてきましたが、奇問や難しすぎる問題がなく、それでいて出題形式を工夫された問題もあり、本試験に一番近い内容であったと思います。また公開模試では、外部で受験する外部模試も利用させていただきました。私は、最後の数年は試験当日、受験会場である大学の門をくぐるだけで緊張しましたので、大学で受験できる外部模試は本当に役に立ちました。
 書籍についても、「うかる!司法書士必出3300選」(日本経済新聞出版社)を使いました。今年の1月に伊藤塾で勉強されていた合格者がすすめてくださったので、直前期に時間を測りながらやったり、移動時間などに解くようにしました。この本も大変、役に立ったと思います。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

 講義のある授業は受講していなかったので、講師の方々への感想はないのですが、模試などで伊藤塾を利用する際に感じたのは、スタッフの方との距離感が近くて、相談しやすそうな雰囲気を感じました。祝賀会に参加させて頂いた際も、講師の方々がとても明るくて塾生思いの講師の方々が多そうだと思いました。

最後に

 私は、合格できるまで時間を要してしまいました。「うかる!司法書士必出3300選」のコラム欄にも出てきますが、最後の数年は12科目目である当日の精神面との闘いにも苦戦しました。「今年こそは合格しなければならない」と気合が入れば入るほど緊張して頭が真っ白になりました。受験会場だった甲南大学の側まで来ると緊張するので、最後の年は直前期に何度か甲南大学の門をくぐりにだけ通い、受験当日は、主人が門まで付き添ってくれました。この試験は、自分だけの闘いではなく、周りも何かしら犠牲にもしながら一緒に闘っていると思います。そして合格したその瞬間に、色んな周りの人が本当に祝福してくれます。多年受験生の方も諦めずに頑張ってください。