蛭町講師かっこいい!そんな想いから、
入門講座で小山講師と一緒に合格まで駆け抜けた
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
数年前に父が亡くなりその後の手続きのことで司法書士の方に相談した際に、丁寧に話を聞いてもらい速やかに手続きが済んだことで、母も私もずいぶん安心することができました。また、夫の実家の空き家の処分の時には、司法書士の仕事について成年後見などは女性にも向いているという話を聞くことができました。依頼者の言葉に真摯に耳を傾け心を寄り添わせてお仕事をする司法書士という職業は、以前勉強したことのあるカラーボトルカウンセリングと共通点が有り、ぜひやってみたい仕事だと思いました。
「年齢を重ねて、人生の経験も積んだからこそできることもあるのではないか。チャレンジしてみよう。」と自分探しの旅にピリオドを打ちました。
伊藤塾を活用した学習方法
はじめは市販のテキストを読んでみました。平易な文体でわかりやすかったのですが、軽く読んでわかったつもりになってしまいました。結果は2回連続で択一の基準点を超えることができませんでした。のんきな私もこのような勉強方法では到底合格することができないと思い受験指導校の利用を検討しました。無料公開講座で蛭町浩講師のお話を聞き「かっこいい」と感激し伊藤塾にお世話になることにしました。「わかるとできるは違う」と蛭町講師は繰り返しおっしゃいました。しかし、基礎が身についていなかった私には「中級コース」と「蛭町記述コース」の講義をしっかりとマスターすることできませんでした。せっかく素晴らしい内容の講義だったのに本当にもったいないことをしました。ガイダンスを聞きカウンセリングを受けてから講座を選択するべきでした。
次の年は「入門講座」でしっかりやり直そう」と小山晃司講師の「入門講座」を選択しました。“過去問は「読み物」と割り切りどのように問われるのかの確認のために使う”というスタンスで、分厚い過去問集の前でひるんでいた私にはぴったりでした。“いつでも笑顔で小山講師と一緒に合格まで駆け抜けよう”という講座でした。毎回講義を聴くのが楽しみでした。私は昨年の受講生ですが今年の本試験の直前に小山講師から激励のお電話がありました。Web受講で受験仲間もいなかった私はとても心強くうれしかったです。
中上級段階の学習について
昨年「合格しているかも」と思ったのですが総合点で1点足りずに不合格でした。その時は悔しくてなりませんでした。しかし、冷静に考えるとまだ実力が十分でなかった私が講座テキストを使って、そこまで追い上げることができたのだと思いました。昨年の本試験後に北谷馨講師からカウンセリングで「合格しているかもしれません。口述試験は内容が高度で精神的にきついので登記法の勉強から離れないようにしてください。」とアドバイスをいただいたのが、今年の合格につながったとおもいます。昨年の合格発表後は行政書士試験の受験もあり「中上級コース」についていくのは大変でしたが、宇津木卓磨講師が「とにかく、スケジュールを守るように。」とおっしゃっていたので講義についていくことだけを心がけました。こうしてみるとずいぶん受身な態度ですが、教材も講義も合格に必要な情報は全て提供されるのでそれを真剣に受けとるだけで十分だと思いました。また、記述式が苦手でしたが宇津木講師の「記述式ケーススタディ講座」の問題を繰り返し解き、解説を読み込むことで力がぐんと上がったと思います。
直前期の学習方法や試験当日について
今年の直前期は本試験で問題を解くときに、「知らない肢を知らないと自信を持って切れる」ことを目標にしました。具体的には基礎知識の反復です。あいまいに知っている知識をなくすことを強く意識しました。少なくても精度の高い知識の体得をめざしました。「択一プログレス演習講座」や「択一実戦力養成答練」の問題は何度も解きました。記述式では、「記述式答案構成力養成答練」を受講し、やはり何度も何度も解きなおしました。ただ、一日の勉強時間があまり多くない私はたくさんの勉強量を行うことができませんでした。そんな時、講師の「やりたいことと、やれることはちがう。」ということばを思い出しました。
今年の本試験、午前はサクサク解いて午後にスタミナを温存したかったのですがとても手ごわくて、必死で解きました。時間もいっぱいいっぱいでした。午後は択一式から解きましたが途中で疲れて嫌になってしまいました。「今年の択一式は難しい。きっと記述式の方が解きやすいのだろう。だから記述式を早く解き終わらせて、もう一度択一式の問題を解こう。」と無理やり自分にいいきかせました。が、記述式も決して解きやすい問題ではありませんでした。その時に山村講師の「肚くくって解きなさい。」という言葉を思い出しました。しんどいのは自分だけじゃない。試験終了まで粘る。最後まで何とかあきらめずに書きました。試験からの帰り道、うなだれてとぼとぼ駅に向かう私の首にあたった西日がとても暑かったのを覚えています。
精神的なことについて
勉強しているときも本試験で問題を解いているときもいつも不安でした。昨年の不合格の後、「来年は自信を持って本試験を迎えられるようにしよう。模擬試験でいつも上位に入れるぐらい力をつけて精神的に余裕を持とう。合格者は気持ちに余裕があるからミスがないのだろう。」そんな妄想を持っていました。今年の私は模擬試験の成績はわりと良かったのですが、不安は7月7日に向けてどんどん大きくなりました。本試験当日だってふるえていました。
でも、不安で自信がなくても合格することができました。もし今、不安な方がいらしても大丈夫ですよ。後から振り返った時にちゃんと合格ロードを歩んで来たことがわかると思います。
最後に
「やればできるかならずできる。」が伊藤塾の合言葉ですが、私は「そもそも、やることができません。」という情けない人間でした。それでも「蛭町浩講師、かっこいいし。なんかやれそう。」と楽しく勉強を続けて合格することができました。
どうか笑って、次の扉をたたいてみてください。成功をお祈りしています。