仕事をすることで時間を意識して、
集中して勉強をすることができるようになりました
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は前職は一般企業で経理の仕事をしていました。私が司法書士を目指したきっかけは、前職の時にお世話になった税理士の先生からすすめられて社労士試験を受けたことでした。社労士試験の勉強が楽しくて、退職を機にもっと他の勉強もしてみたいと思うようになりました。法律にはもともと興味があったことと、取得するのは難しいが取得できれば年をとっても女性であっても就職に困らないという点に惹かれ、司法書士の勉強をはじめることにしました。
伊藤塾を活用した学習方法
1年目は伊藤塾の「プレ模試」と「全国公開模擬試験」を受験しました。伊藤塾の模試は本試験と同じ会場で行われるので、本番のシミュレーションがとてもしやすかったです。
また、どの受験指導校より価格が手頃なのに、模試の内容も基礎知識でありながら、私の抜けがちな論点を出題してくれたこと、また解説がとても見やすく、復習しやすいようにまとめられていたことに感動しました。
2年目は全国模試の内容がよかったことと、評判がよかったことから、伊藤塾の演習コースを受講しました。
「択一実戦力養成答練」は本試験に近いレベルでの出題がされるので、毎回緊張感でいっぱいでしたが、高城真之介講師の軽快な解説がとても楽しみでした。
「記述式答案構成力養成答練」では山村拓也講師から基礎の大切さを学びました。
不安や疑問の解消とモチベーションアップ
2年目は午後科目が基準点に1問足りずに足切りになりました。
3年目の本試験で基準点を超えましたが、総合落ちになってしまいました。
今度こそは!と挑んだ4年目の本試験で、合格点まで1点足りずに不合格となってしまったときは悔しくて泣きましたが、1年目2年目3年目4年目と少しずつ本試験の点数は上がってきていたので、点数が落ちるまではやる!と決めて今年の受験をしました。
私には6歳の息子がいるのですが、息子が2歳の頃から司法書士の試験勉強をはじめたので、試験に落ちて撤退する姿ではなく、頑張って勉強をして合格した姿を見せたいという思いが強くありました。
伊藤塾の各講師についての感想・各講師へのメッセージ
長い間お世話になりました。
インプット講座は受講せず、アウトプット講座のみの受講でしたが、解説が丁寧なのでとても勉強になりました。
また伊藤塾のプレ模試と全国模試を受験することで毎年モチベーションが上がりました。
自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など
私の勉強が長期化してしまった原因のひとつに、基準点を目指して勉強してしまったことが挙げられます。基準点はあくまで最低取らなければいけない点数であり、基準点を取ればオッケーと考えて勉強をすると合格までの道のりが長くかかってしまいます。
基準点から合格点までは、今年でも23.5点の差があり、基準点からそれだけの上乗せ点を取らないと合格することはできません。基準点ではなく、合格点を目指して、勉強することが大切です。
≪テキスト・過去問≫
今年は合格点をはるかに上回って合格すると決めていたので、とにかく知識に穴がないように基礎を徹底的に勉強しました。テキストは年内に2回、本試験までに4回繰り返し読み込みました。過去問は、解けるけどあいまいな肢は黄色、理解して正解できる肢は緑、完璧に正解して二度と見なくてよい肢は青、という感じで肢ごとに色分けして、全ての肢が青になるまで繰り返しました。また、模試などで新しい判例などが出たら、テキストに書き足しました。
≪答練・模試≫
答練は受けずにテキストのみを読み込んだ年もありましたが、時間配分を調整するために模試は必ず受けた方がいいと思います。また、私はいつも、本試験当日のつもりでドリンクや昼食を何にするかを調整していました。
私の場合、試験前日はカフェインを取らないようにし、当日は朝食をしっかり食べてコーヒーを飲み、会場に着いたら栄養ドリンクを飲みます。昼食はコンビニのおにぎりと甘いパンを食べるというパターンで、本試験もそのようにしました。
≪専業か兼業か≫
仕事をしながらの受験は絶対に無理だと思っていたので、3年目までは専業で勉強をしていたのですが、4年目から短期の派遣の仕事に行くことにしました。9月から1月までの期間ですが、仕事をすることで時間を意識して、集中して勉強をすることができるようになりました。
合格後、他の合格者に話を聞く機会が増えましたが、意外に仕事をしながら勉強をされてきた方も多いです。だらだら勉強しないようにすることが大切だと思いました。
現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ
司法書士試験はとにかく基礎が大事なので、勉強の範囲を広げるよりも徹底してテキスト、過去問を反復することが大切です。私自身、合格まで長い時間がかかったし、4年目からは罰ゲームをさせられているような気分になるほど受験勉強は苦しかったですが、合格した時の喜びは何物にも代えがたいほどの大きなものでした。
私の体験が少しでも皆様のお役に立てば、幸いです。
皆様のご健闘をお祈りします。