試験勉強できる環境を作るには周りの人の協力が不可欠です
東 公洋さん(20代)
◆受験回数 3回
◆主な受講講座
《直前対策講座》全国公開模擬試験
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
司法書士を目指した理由は、開業したいのと法律を扱う仕事がしたいという2つの夢が叶う仕事だと思ったからです。司法書士を目指した時は大学四年生で割と時間はありましたが、新卒として働きはじめると忙しくなるのは分かっていたので大学在学中に可能な限り進めておこうと決めていました。
伊藤塾では主に公開模試でお世話になりました。合格者の話を聞くと多くの方が本試験に一番近い模試は伊藤塾の公開模試だと言っていたので必ず受けようと決めました。
伊藤塾を活用した学習方法
伊藤塾では主に公開模試でお世話になりました。伊藤塾の「全国公開模擬試験」の回数は2回でちょうど良い回数でした。私は模試を2つの側面からの使い方をしました。
1つ目は予習です。公開模試の日を本試験の日と想定してそれまでにやるべきことをリスト化して取り組みました。答練でも模試でもその日を本試験の日と想定して計画を立てるやり方は良いと思います。
2つ目は復習です。公開模試は出題予想の意味も込められているので、出題されたものはしっかり復習しました。伊藤塾の模試は他校と異なり、択一の講評も充実していて、優先順序をつけるのにとても役に立ちました。
復習方法としては、主要4科目についてはもう一度解いてみる→それでも間違えた論点はテキストに戻って暗記し直す→再度解いてみるという感じです。マイナー科目についてはテキストと過去問を優先して時間があれば見直すと決めていましたが結果時間はなくて解きっぱなしになってしまいました。他の受講生も言っていましたが、時間が有ればやると決めていたものは9割方できません。テキストと過去問をやるだけでも膨大な量になるからです。なので、復習の際に時間が有ればやるとするのは良いのですが、それは基本的にはできないと思っていた方が精神衛生上良いと思います。
このようにやるという風にやり方をあらかじめ決めておいたので、すぐに取り組むことができ、その日のうちに復習を終えることができました。学習の中心はテキストと過去問なので、模試などの復習は可能な限りその日のうちに終わらせてしまうべきです。
複数の受験指導校の模試を受ける方が多いと思いますが、少なくとも模試の復習が終わったと思ったら、もう次の模試があるという事態は避けるべきです。もしそうなってしまった場合は模試は諦めてテキストと過去問に集中した方が良いと感じます。
不安や疑問の解消とモチベーションアップ
学習をはじめるにあたっての不安は、膨大な量を暗記しないと合格できない試験であることは知っていたので、やり切れるかな?という不安です。これに関しては講座を受けてこなしていくしかないと割り切るようにしました。
また試験に落ちてしまった際は立ち直るのに時間を要しました。真剣であればあるほどショックは大きいと思います。周りの人達が合格していく姿をみると、本来祝うべきところ、素直に祝うことができない自分が嫌にもなりました。しかし、合格しないことにはスタートラインにすら立つことができません。
やるしかないのです!
自身の受験経験を踏まえた、成功例、失敗談など
成功例としては、通勤時間などのスキマ時間を上手く活用できたことです。まとまった時間にはテキストなどをしっかり読み込むことに集中して、スキマ時間などに間違いノートの見直しや過去問をやると言ったふうに何をするかを明確にしておくことで時間を有効活用できました。何をしようかと迷う時間が一番もったいないです。
失敗例としては、直前期にだらけてしまったことです。落ちてしまった年のことですが、模試などの成績も良くて調子に乗った私は直前期にマンガにハマってしまい1週間ほど勉強しない日がありました。今なので言えますがこれがなければ一年早く合格できたと思っています。あくまで本試験で点を取らないと意味がないということを忘れないでください。もしリフレッシュしたいということであれば友人と話す程度にするのが良いと思います。
現在学習中、またこれから学習を始める方へのメッセージ
合格した今思うことは、テキストと過去問が全てだなということです。
勉強するための材料としては色々なツールがあると思います。しかし、合格した人は一冊のテキストをボロボロになるまでやり込んでいる人が多い気がします。実際それをやるだけでも大変ですが、やった先に合格が待っていると思うので頑張ってください。
これから直前期へと向かっていくと思いますが、答練模試の成績に一喜一憂する必要はないです。実際模試で合格安全圏内に毎回いたのに本試験落ちたので…笑
また、試験勉強できる環境を作るには周りの人の協力が不可欠です。早く合格して恩返しするのが一番です。私も自分以上に親が喜んでくれて嬉しかったです。
皆さんも頑張ってください。