K.Sさん(20代) 司法書士補助者

◆受験回数 7回
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス)
中上級講座》アドバンスコース、演習コース、「思考力」完成コース
直前対策講座》うかる!記述式、全国公開模擬試験

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

もともと「誰かのためになる仕事がしたい」という気持ちがあり、登記という形を通して、大切な財産や権利を保護し、歴史を刻んでいく仕事がかっこいいと思ったからです。
ある時、祖父の相続登記をする際に、自分の家の登記事項証明書をはじめて見ました。ただ存在しているように思える建物や土地でも、登記事項証明書を見れば、いつ誰から誰に、どういう原因で所有権が移転してきたのかという歴史がわかり、いわば人生をきざむ仕事であることがかっこいいと思いました。
司法書士は売りたい買いたいという買主売主の希望が叶う幸せな場所で仕事ができ、また頑張って働いてようやく手にするマイホームを法律上守ってあげることのできる仕事だと考えています。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

合格した年に一番力を入れていたのは、基礎知識の徹底です。
自分の中で完璧になっていないものをピックアップし、ノートにまとめ、それをひたすら覚えるようにしました。
私はあまり長時間集中できないタイプであると分かっていたので、夕方に30分ほどウォーキングをするよう心がけました。
自分がどの時間に一番集中できているか否かなどを自己分析するのもいいと思います。
そのウォーキング時間、お風呂の時間、歯を磨いている時間、仕事の日の移動時間などのすきま時間はノートを使って暗記するように意識しました。テキストやノートを全く見ることができない時間は、今日自分が何を勉強したかを思い出し、何を覚えたかをそらでいえるかを確かめる時間にしました。そうすると何を覚えてないかが浮き彫りになり、またそれを覚えることで、知識の穴がなくなっていくように思いました。
また私は、家に帰ると疲れてしまって勉強できないタイプというのも分かっていたので、カフェなどで3時間ほど勉強してから帰るよう意識しました。

伊藤塾のこの講座が良かった

ノートに書いてすんなり覚えられないものは、関信敏講師のゼミでもらうレジュメを使用して、制度趣旨を参考にするようにしました。ノートに一緒に書き出し、趣旨からAランクの知識を思い出していく練習をしました。
そうすると本番で思い出せなかったり、よくわからない知識も趣旨から導き出すことができるようになります。
記述は山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」、蛭町浩講師の「うかる!記述式」を毎年受講していました。本当に信用できる講師と教材です!!この教材を信じ、繰り返しやるだけで記述の対策は十分だと思います。

感謝している方へのメッセージ

長年の受験生活を支えてくれた現在勤務している司法書士事務所の所長には感謝しかありません。仕事がひと段落すると、早めに帰宅させてくださり、試験前一ヶ月は最後の追い込みができるようにお休みをいただき、実務を教えてもらいながら集中できるような環境づくりに協力していただきました。何回も不合格でありながら「やっぱり司法書士になりたい!」と強い気持ちを持ち続けられたのも、尊敬する司法書士の仕事姿を身近なところで見られたからに尽きます。
また、去年の不合格の際、勉強のやり方を一から見直そうと思った私に、忙しい中駆けつけてくれた先輩・同期・後輩たち。合格する日が来るのを信じてくれた家族のみんなにも本当に感謝しています。

伊藤塾各講師へのメッセージ

宇津木卓磨講師
たくさん質問しに行かせていただきました。ありがとうございました。私は宇津木講師の授業で配布されるレジュメが好きでした。混同しやすく、比較したいところをすごく絶妙にまとめてくれています。難しくてよくわからない箇所も、頭に入れておくポイントを、ラインを引くよう指示してくれるので、時間が限られている中で、大変助かりました。
関信敏講師
関講師のゼミのレジュメは本当に理解の助けとなりました。知りたいことが書いてあることはもちろん、どうしてそうなるかも一緒に覚えられるので頭にスッと入りますし、現場で忘れてしまっても思い出すことができます。カウンセリングもたくさんありがとうございました。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

とにかく基礎を徹底的に自分にしみつけてください。難しい知識はいりません。いかにしてAランクの知識を正確に身につけるかです。基礎の基礎は条文です。必ず目を通してください。
また、それぞれの制度の違いを簡単に説明できるよう意識するのがおすすめです。「担保物権とはなんだろう?」「留置権、先取特権、質権の違いは何か?」「委任と請負の違いは何?」などのように。そうすると、この違いから、それぞれの要件や効果を自然と導き出せるようになります。

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