私が司法書士を目指すことにした理由・想い
私は、伊藤塾で公務員試験の勉強をしていました。公務員試験を通して、法律に興味を持っていましたが、当時は、リーマンショックにより、就職するだけで精一杯で法律系の資格を取るという余裕もありませんでした。
運良く第一志望の役所に採用され、充実した日々を送っておりましたが、就職して数年が経ち、大学院のときの同期が活躍するのを目の当たりにして、何の専門性もない自分は本当にこれで良いのか悩む日々を送っておりました。近くに大学はないし、結婚もしており、今の仕事を辞めて大学院に戻ることも現実的ではないなと思っていた所、たまたま伊藤塾のホームページを見る機会がありました。そして、司法書士試験の入門講座の講義を聴いて、何か惹かれるものがあり、勉強をはじめました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
社会人なので、合格するまでは結局、まとまった時間を取ることはできませんでした。仕事、家事、育児に追われていましたので、勉強できる時間は、朝4時から6時まで、昼休みの15分の合計約2時間が私の勉強時間でした。とにかく、時間の無駄がないように、あらかじめ勉強することを決め、席に座るとすぐに勉強できるようにしました。また、仕事、家事、育児以外は全て勉強の時間にしました。どんな時も、子どもが入院しても、自分がインフルエンザになっても、どんなことがあっても毎日欠かさず勉強しました。
毎日、全科目を勉強するようして、記憶が抜けないようにもしていました。
伊藤塾のこの講座が良かった
アドバンスコースの宇津木卓磨講師の「択一合格アドバンス講座」のおかげで合格することができました。一日約2時間しか勉強時間がなかったので、講義では、アドバンステキストの重要なところをマーク指定してくれるので、マークのところだけを繰り返し、繰り返し読み込みました。正直、マーク以外のところは、完全無視しました。本当はマーク以外のところも目を通したかったのですが、時間制約のある私は、とにかくマーク箇所だけを見る勉強方法を取り、何回もテキストを回しました。
感謝している方へのメッセージ
8回目の試験で合格しましたので、勉強年数は、約10年間になります。この間は、本当に苦しく、辛く、悔しく、毎日が地獄のようでした。心が折れそうなこともありました。そんな状況の中で、宇津木講師に一度カウンセリングでお話させていただいたときに、励ましていただきました。正直、長い間、勉強していると自分が本当に合格できるのか不安になりますが、今の置かれている自分の状況や模試等の点数を伝えると、「このまま最後まで勉強を続ければ、合格できる実力は十分にあるから一緒にがんばりましょう」と言っていただき、涙がでる思いでした。
また、妻にも、こんなに長い年月をかけ勉強している私に何も言わずに試験勉強を続けさせてくれたことに感謝しています。
伊藤塾各講師へのメッセージ
伊藤塾長が直前期のYouTubeライブでソクラテスの弁明の話をしてくれました。そこで、「長い自分の人生で考えると、合格と不合格は同価値であり、本気でそう思えば、本番怖くなくなる」ということを聞いて、約10年間勉強してきた私は、次の試験で落ちたらどうしようと怯えていましたが、何か救われたような思いがしました。コロナの関係で試験が延長になり、先が見えない中、合格・不合格に関係なく、今自分ができることを最大限やろうと思い勉強を続けることができ、本試験も安心して受けることができました。
最後に、宇津木講師の「択一合格アドバンス講座」がなければ、合格は絶対になかったと思います。この講義を受けるまでは、午前と午後の択一は、28問付近にいました。しかし、宇津木講師のアドバンステキストのマーカー部分を優先的に覚える方法で、点数が爆発的に伸びて行きました。プレ模試からファイナル模試までコンスタントに30問以上取れるようになり、民法改正も十分に対応でき、得意分野になっていました。また、点数だけでなく、テキストを繰り返し(30回以上)読むことにより、核となる知識が自然と形成され、問題を解く時間も大幅に短縮され、本試験でも午後の択一は45分ぐらいで終えることができました。
前回の本試験は、隣の人がずっと一人事を言う人で、全然集中できませんでした。今回の本試験も出入り口のすぐ近くで、試験中、トイレ等に行く人が多く、集中できないこともあり、本試験の環境は、良いとは言えませんでした。しかし、「択一合格アドバンス講座」で、核となる知識が形成されていたので、多少集中力を欠いても問題をなんとか解くことができ、合格点を取ることができました。これは、紛れもなく宇津木講師の「択一合格アドバンス講座」があったからです。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
現在勉強中で、何年も勉強している方やもう無理、諦めようと思っている方へ伝えたいことは、私も昨年落ちたときに完全に辞めてしまおうと思いました。しかし、自分の長い人生を考えると、悔いだけは残したくない、ふとした瞬間に諦めたことを思い返すかもしれないと思いとどまり、勉強を続けました。そして、必ず、必ず、報われる日が来ると信じて続けました。もうダメだ、諦めようと思った時が実は、合格に一番近いときだと思います。私は、身をもってこのことを体験しました。昨年諦めていたら、当然合格はあり得ませんでした。一番伝えたいことは、どんなことがあっても絶対に諦めないでほしいということです。所詮は、人間が作った試験なので、同じ人間の我々が攻略できないことはないです。
他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと
伊藤塾で公務員試験の勉強をした経験がなければ、法律の楽しさや司法書士試験に挑もうとは想わなかったです。伊藤塾の塾生で良かったです。