私が司法書士を目指すことにした理由・想い
私は大学卒業後、何か資格を取ろうと思っていました。法学部出身だったこともあり、司法書士を目指すことにしました。当時から私の周りでは伊藤塾のネームバリューは轟いており、「法律資格なら伊藤塾!」というのは半ば常識で、他の受験指導校の検討も一切せずに学習を開始しました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
・寝ないように立って勉強した
・時間を捻出するために食事をしながら勉強した
(本試験の現場では)
・記述の答案構成に4色ボールペンを使用(ジェットストリーム0.7mm)
・問題用紙をめくりやすいように指サックを使用
・スリッパを履き、快適に受験
・記述の解答用紙に記載する安いボールペンを20本くらい買い、書きやすいものを選択(ゼブラのサラサ0.4mm)
・択一の問題検討の際に使うシャープペンシルは0.5mmのHBは芯が良く折れて集中力が途切れるので、0.9mmの2Bに変更
失敗しないために(短期合格するために)
①一人で勉強しない
受験当初は普通に黙々と勉強していれば合格するだろうと甘く考えていました。しかし、受験のことは受験のプロに任せた方が良いと思います。伊藤塾はカウンセリング制度が充実しているので、自分に合った相談相手を見つけ、とことん利用した方が短期合格につながると思います。
②ブレない
私は他の受験指導校を渡り歩きました。が、そのために受験年数を重ねたように思います。伊藤塾なら伊藤塾で、信じ切って合格まで駆け抜けてください。
③追い込みすぎない
無理に頑張ると後で反動として大きなスランプに襲われるので、自分のペースを守り継続して勉強することが一番の近道と思います。
④本試験の現場では余計なことを考えない
伊藤塾のこの講座が良かった
(1)山村拓也講師(入門講座、記述式答案構成力養成答練)
入門講座は山村講師のライブクラスを選びました。まず何よりも衝撃を受けたのは山村講師のオーラが半端なかったこと。加えて一緒に勉強する仲間も熱い方ばっかりで、当然勉強量は膨大だし、勉強の仕方もわからないしでアタフタしていましたが、とっても楽しく、アッという間に全過程を終了しました。
また答案構成力養成答練も1年目から受講していましたが、この講座のおかげで記述は大好きになり、実際本試験で記述が採点されはじめてから基準点割れをすることはなかったです。
山村講師の講義は透明感があって聞きやすく、万人向けすると思いました。講義は見とれちゃう程だし、記憶に鮮明に残りやすい。
入門講座と答案構成力養成答練は合格への土台・核となるもので、受講1年目で山村講師と出会えたことは幸運でした。
(2)関信敏講師(「思考力」完成コース)
受験期間中、関講師のゼミは2回受講しました。ちょうど法律の勉強が苦痛、いや大嫌いになっていた頃だったこともあり、関講師が本当に楽しそうに講義をし、法律を愛している姿勢が伝わってきて、私自身が助けられました。
毎回ゼミで指されるまで冷や汗を掻きっぱなしでしたが、その分本試験の現場で何度助けられたことか、数えればキリがありません。正に「思考力完成ゼミ」の名前に偽りなしでした。
また、直前期に配信される「民法改正」向上委員会を試験延期に伴い、気分転換も兼ねて見ていたのですが、無料なのが信じられないくらいの質の高さで、大変勉強になりました。
(3)宇津木琢磨講師(アドバンス講義・択一実戦力養成答練)
宇津木講師の講義の最大の特徴は「超効率化」です。
難しいことを易しく語り、さらに一切の無駄を排し、必要最小限の労力で最大限のパフォーマンスを達成できるように練られている講義とテキストでした。
択一実戦力養成答練も過去問と新しい知識のバランスが絶妙で、重宝しました。
ここまで効率化できるのは、宇津木講師自身が日々研鑽を積み、絶えず向上していく姿勢にあるのだと画面越しに伝わってきました。
(4)髙橋智宏講師(カウンセリング、択一登記法集中演習講座、民法改正集中演習講座)
髙橋講師との出会いはカウンセリング制度を通して。本試験を9回受験しても合格できず、藁にも縋る思いで辿り着きました。勉強方法を過去問中心からテキストの読み込み中心に切り替えるよう指摘していただき、テキストの使い方・読み込み方を丁寧に教えていただきました。
はじめは半信半疑だったのですが、その頃たまたま元官僚や元外交官の方が書いた勉強方法についての本を読んでいて、その中に「基本を大切しないと絶対に応用力はつかない。」「テキストを絞り込み、それを徹底的に繰り返すべきだ。」など色々為になることが書いてあったのですが、そのほとんどが髙橋講師のおっしゃることと一致。それからは何があっても髙橋講師を信じてついて行こうと決心しました。
また、髙橋講師の恐ろしい所は、その人に合った勉強方法を瞬時・的確に判断するだけでなく、その人の性格に合った課題を課してくる所です。私の場合、凄い負荷の課題を毎回いただくのですが、当初は全然こなせず凹むばかり…。しかし、次第に「これが合格者のこなす勉強量なのか!?くっそ~ふざけんなよ!絶対やってやる!!」とまんまと髙橋講師の術中に陥っていました(笑)
加えて、髙橋講師には「スランプに陥る前に早めにまた相談に来てくださいね。」とか「期待しています。」など気持ちの良い言葉をかけていただき、結局2ヶ月に1回くらいのペースで合格までの2年半ほど相談させていただきました。
さらに「択一登記法集中演習講座」に触れない訳にはいきません。当初、登記法はそこそこ得意だし大丈夫かな!?と思っていたのですが、本試験が延期されたこともあり、髙橋講師と相談の上、受講を決断。結果、午後の択一は全肢検討したうえで60分で解き切り、基準点からの上乗せに大いに貢献しました。髙橋講師の戦略は本当に見事で、脱帽しました。
合格発表後、「三村さんが努力なさったから合格できたんですよ!」と謙虚におっしゃっていましたが、私は髙橋講師の力で合格したと断言します。
髙橋講師は正に努力に裏打ちされた天才でした。
記述式に関しては「記述式答案構成力養成答練」で山村拓也講師が授業中におっしゃられていることを徹底して実践していたため,苦手意識はあまりありませんでした。講師もよく授業中におっしゃられていますが,ホームラン答案を目指すのではなく,とにかく枠を外さない安定した答案を目指すことが大切だと思います。
前年度の失敗から問題を実際に解く(特にはじめて解く新作問題)ということを重視していましたので,「択一実戦力養成答練」の問題も2~3回は解き直すようにしていました。想定基準点等も発表され,結果が振るわず凹むこともあるのですが,実際に本試験までに幾らでも挽回できますので,直前期までのペースメーカーとして最適だったと思います。
感謝している方へのメッセージ
例年、私は東京の早稲田大学で受験していたのですが、今年は同大学の別キャンパスに受験会場が変更していることに気づきませんでした。当日、会場に着き受験番号の掲示板を確認しようにも、その掲示板がない…。慌てて受験票を確認すると、会場が違う(顔面蒼白!)。
あの瞬間は衝撃が走りました。
そこから守衛さん、バスの運転手さんに必死にどうしたらよいかを伺い(鬼の形相だったかも!?)、私と同じように会場を間違えた受験生がいらしたので、みんなでタクシーを何とか捕まえて、ようやく会場に到着しました。キャンパス間の距離がそこまで離れていなかったのが、せめてもの幸いでした。
おかげで本試験はかなりリラックスして臨めたと思います(笑)。
本文で触れられなかった講師も含め伊藤塾の全ての講師の方々及び社員の皆様、両親、妹家族、伊藤塾で出会った受験仲間や先輩司法書士の方々、もちろん本試験当日、親身になって説明してくださった守衛さん・バスの運転手さん、誰一人欠けても合格することはできませんでした。
この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。