楠上 光弘さん(30代) フリーランス

◆受験回数 2回
◆主な受講講座
中上級講座》アドバンスコース
直前対策講座》全国公開模擬試験、プレ模試、ファイナル模試

私が司法書士を目指すことにした理由・想い

大学は法学部でしたが、法律学科ではなく、政治学科の方でした。必修科目として憲法・民法・刑法を受講し単位を取得しなければならなかったのですが、民法の単位を落とし再受講を余儀なくされたほど法律の勉強が苦痛で仕方がなかった時期もありました。
母親の故郷へ遊びに行った際、私の大叔父にあたる人物が裁判所の書記官として勤務し、退職後に司法書士として開業して90歳近くまで現役で仕事をしていたと聞いて「そんなに長い間現役で働けるの?」と思ったのが司法書士という資格を知ったきっかけです。その後、一般企業に就職と退職を経て、中国での放浪中に司法書士試験を受験しようと決心し、日本で購入したテキストをキャリーバッグに詰め込んで中国に持ち込み、学習をはじめました。

受験勉強中に私なりに工夫したこと

2019年は仕事と並行して一年間市販のテキストを用いて独学で勉強し、あともう一問で基準点というところでした。
私の性格からこれ以上の独学での学習は難しく感じましたので、2020年は中国から日本へ完全帰国し、受験指導校の中上級講座を受講し、送られてくる教材以外には一切手をつけずに学習して本試験に臨もうと決意しました。そして受験指導校選びの中で、最終的に伊藤塾の「アドバンスコース」を選択しました。当初決めた通り、伊藤塾のテキストだけに絞って学習しました。(過去問題集は独学時に使っていた他の受験指導校が出版したものを利用しました。)正直「これだけで大丈夫かな。ちょっと本屋へ行って見よう」と不安が募ったこともありましたが、そこは初心を忘れず勇気を持って伊藤塾の教材のみで最後まで学習を進めました。

伊藤塾のこの講座が良かった

宇津木卓磨講師の言葉で今でも頭に残っているのは、これは他の受講生の方でも「そうそう!」となると思うのですが、「余力があれば一読・・・」という言葉です。テキスト上で合否には影響しないような部分はサムライのごとくばっさりとどんどん切っていくのです。要領の悪い私は独学していた時、不安になりついつい合否に影響がない部分まで読み込んでしまいがちであり、手を広げすぎた結果学習が嫌になるという悪循環を繰り返し続けてきました。それを「”余力”とマークした部分は本試験まで絶対に読まないでおこう。試験が終わった後ならいくらでも読めるから」と自分に言い聞かせ、逆に「ここは必ず押さえておく!」という部分は印を付けて何度も学習しました。

感謝している方へのメッセージ

母親には感謝しても感謝しきれません。これまで風呂掃除と買い物ぐらいしかできなかった私に対して何も言わず、いつも美味しいごはんを作ってくれていたりと影から応援してもらっていたのは感じておりました。直前期は朝から晩まで自習室にこもり、晩ご飯を食べに家へ帰ってからまた自習室へ戻る生活を送っていたのですが、そのような生活が可能だったのも母親がいたからだと思います。
筆記試験合格発表後、母親には真っ先にLINEで報告しました。その際は今までにないくらい喜んでくれて、「ああ俺そんなに難しい試験に合格できたのか」と学習をはじめて良かったと実感しました。この瞬間の思いはずっと忘れずに心の中にしまっておきたいですね。

伊藤塾各講師へのメッセージ

この一年間は本当に宇津木卓磨講師のことで頭の中が常にいっぱいでした。ある時は夢の中で一緒にサウナに入っていたこともあります(笑)
コロナの影響で試験が延期された際、私は一人で学習していたこともあり不安で不安で仕方がなく、「講義も全て終わってしまったな。どうしようか」と思っていた時、無料で追加の講義がある!ということで精神的にかなり楽になりました。講義自体はこれまで学習した内容の復習ということだったのですが、講義の後半で宇津木講師自身の受験生の頃の話などを交えた話があり、それを聴くことで試験延期とともに見失いかけていた「絶対今年合格する!」という思いを再び心の中で蘇らせることができました。本当に感謝しております。

学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ

私の好きな言葉として「もくもくコツコツ」があります。この司法書士試験というのはまさにどんなに忙しい日であっても、短い時間でもいいので毎日「もくもくコツコツ」やることが大切な試験だと思います。本試験前の模擬試験を受験する中でなかなか成績が伸びず、自暴自棄になってしまい学習を中断してしまった時期もありましたが、諦めずにまた毎日「もくもくコツコツ」と学習を継続しました。
私のような凡人でも伊藤塾の講座を受講してなんとか合格することができました。1回目に続き、2回目も独学のまま学習していたらどうなっていたかと思うと、本当に伊藤塾の講座を受講して良かった!と思います。筆記試験の合格発表が12月24日クリスマスの日にあったのですが、人生最高のクリスマスプレゼントでした!

他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと

私ははじめての試験を受けたその年、何か他にも資格を取っておきたいと思い、司法書士試験の学習と並行して、宅建と行政書士の試験にも挑戦し、合格することができました。ホップ・ステップ・ジャンプではないですが、宅建と行政書士の試験に合格することにより、資格試験の合格した時の喜びを身を持って体感し、はじめての司法書士試験の挑戦が失敗に終わり心が折れていた時、「よしっ!次は司法書士試験だ!」と前へ進む原動力となりました。
また各試験の本試験を受けることで、本試験独特のなんとも言えない雰囲気に慣れることができ、司法書士試験の本試験では前日に一睡もできなかった中でも、自身の実力を発揮することができたのではないかと思っています。

合格報告会で宇津木先生にお会いしてテキストにサインしていただきました。先生の講義では常にラインを引かされるので休む間もありません!

初めて法律の学習を始める方

司法書士入門講座

学習経験者の方

司法書士中上級講座