私が司法書士を目指すことにした理由・想い
私は大学生の頃、伊藤塾で司法試験講座を受講していました。将来は弁護士になりたいと漠然と思っていましたが、途中で挫折をしてしまい、結局受験しないまま卒業することになりました。その後就職をしましたが、仕事においても自分の思うようには行かず、転職を繰り返していました。
ある日、本屋にいったとき、司法書士関連の書籍に目を通してみたところ、もう一回法律の勉強をしたいと思うようになりました。また司法書士の仕事について調べていくと、登記関連だけでなく幅広く活躍できる仕事だと知り、この資格をきっかけに自分の人生を変えていきたいと思ったことからチャレンジしようと思いました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
司法書士試験の範囲は非常に膨大で、覚えることが多いです。私はやはり過去問を一番に大事にしていました。過去問については平成以降の過去問を中心に勉強をしていました。過去問を繰り返し解くことで、勉強したことの理解が深まるだけでなく、試験問題の傾向やどのくらい勉強すべきかなどを自分なりに理解して勉強することができたかと思います。
また私の場合は比較的勉強時間が取れた方なので、過去問論点を中心にテキストを何度も読み込みました。問題演習だけですとどうしても知識が点で終わってしまうので、テキストの読み込み等のインプットを同時並行することで、点であった知識が線で結ばれていき、知識を記憶するだけでなく、法律の考え方やつながりを意識することができたかと思います。
伊藤塾のこの講座が良かった
「プレ模試」、「全国公開模擬試験」は全て受講しました。今回新型コロナの影響があり、全国公開模試が会場で受験できないのが残念ではありましたが、価格が非常に安く、問題の難易度も本試験と同等レベルかと思いますので受講してよかったと思います。いざ模試を受験すると択一記述ともに思ったような成績が出ませんでした。
しかし、自分の今のレベルを客観的に見ることができるいい機会にはなったかと思います。特に記述が時間に解き終わらなかったりと、課題が明確だったので、本試験レベルの問題をかなり解くなど模試を活かすことができたかと思います。
感謝している方へのメッセージ
直前期のしんどさよりも今回は新型コロナの影響で試験が延期になり、延期後の日程が出ない時期がとてもしんどかったです。ゴールの見えない勉強をいつまで続けるのだと思いながら勉強していました。そんな時期は友人にラインや電話をしたりしながらつらい日々を過ごすことができたかと思います。また勉強できる環境を作ってくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
伊藤塾各講師へのメッセージ
カウンセリング制度を利用したときに、悩みなどとても優しく丁寧にご対応していただき本当にありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
司法書士試験は、11科目に及ぶため範囲が広く、合格率も低いためかなり難しい試験なのではないかと思いますが、決して合格はそんなに難しくないと思います。受験指導校のカリキュラムをこなし、反復・継続して取り組むことができれば、短期合格も可能かと思います。この試験は特に範囲が膨大であるため、重要な論点とそうでない論点とメリハリを考えて学習をすることが大切です。
他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと
私は法学部を卒業しておりますが、卒業してから年数が経っているためほぼ一からのスタートでした。民法や会社法についてはかなり細かいことまで学習するため、理解して覚えるまでが大変でした。しかし民法の知識が多少はあり、法律独特の用語などにはあまり抵抗はなかったため、学習がスムーズにできたかと思います。ですので、法律初学者からの挑戦は可能だと思います。もし講義が始まるまでに予習するとしたら、民法を軽く触る程度でよいかと思います。
試験直前期には「必出3300選」を使用し、全範囲を効率よく回すことができました。