Y.Kさん(30代) 司法書士補助者
◆受験回数 2回
◆主な受講講座
《直前対策講座》全国公開模擬試験、プレ模試、ファイナル模試
私が司法書士を目指すことにした理由・想い
私は大学卒業後、ホテルマンとして働いていました。サービスを究めたいと思い入社したので、お客様に満足いただくサービスとは何かを追求していました。経営が軌道に乗り、ふと「次に自分のやりたいことはなんだろう?」と考えた際、「法律で困っている人を助けたい」という思いを胸に大学に入学したことに思い当たりました。
予防法務という観点が自分の性格と合っていたことと、相続や生前対策で年配の方とお話しする機会があるのは自分に向いているのではないかと思い司法書士を目指しました。
受験勉強中に私なりに工夫したこと
最初の時期は、1日どれほどの時間勉強できるか自分の限界を見極めました。あとは自分の中で必ずやることとやらないことを明確に決めました。7時間は睡眠時間を確保し、朝食と昼食は毎日同じ時間に同じものを食べ不変なものを多くすることで成績を安定させることができました。
合格には継続が必要なのですが、勉強する動機や目標は多くあって良いと思います。
司法書士を目指す理由が多くあった方がなぜ勉強をしているのか悩む時間も減ると思います。また、模試などでもA判定を取れても自分の決めた目標点は達成できているのか、自分の仕上がりの感覚はどうなのかという客観的な基準と主観的な基準両方を持っていると気持ちも安定し、次につなげやすくなると思います。
伊藤塾のこの講座が良かった
伊藤塾の直前期の「全国公開模擬試験」が良かったです。択一も改正論点が多く、模試で出題されたから本試験で得点できた問題がありました。記述も出題の趣旨を丁寧に解説してくれているので、より深く理解し楽しんで復讐することができました。
蛭町浩講師の無料公開講座の出題予想論点を予想する講義は、本試験の記述過去問を分析し尽くしたうえで予想してくださるので説得力があり、効率的に勉強することができました。
YouTubeの動画なのですが、北谷馨講師のお宝質問箱は、多くの受験生が疑問に思っているところをまるで自分が目の前で質問しているかのようにわかりやすく丁寧に答えてくださるので、特に直前期、暗記一辺倒になりがちなところ理解して覚えることができました。
感謝している方へのメッセージ
受験期間中多くの方から励ましの言葉をいただきましたが、ここでは実家の家族に感謝を述べたいと思います。
コロナ禍という状況もあり、試験も延期になった際にzoomで家族と顔を見ながら話をすることができたので、大変さを分かち合うことができ、孤独な受験生活で社会情勢も不安定な中でも自分が今やるべきことが見え、勉強を継続して行うことができました。ありがとうございます。
また、本試験直前1週間前、満身創痍でギリギリの状態でしたが、家族から手紙をもらい、それに応える形で私からも手紙を書いたことで自分自身の中でも覚悟が決まり、本試験の終了する最後の一分一秒まで諦めず力を出し切ることができたと思います。
地元で開業し、一人でも多くの方の力になれるようにがんばっていきます。
伊藤塾各講師へのメッセージ
合格後ですが、山村拓也講師とお話しさせていただく機会があり、講義と同じく、優しくかつ力強い声で温かいお言葉をかけていただきありがとうございました。
山村講師のおっしゃっていた受験前の段階で合格体験記を書くということを何度も実践し、合格後をイメージすることにより、自分がどんな司法書士になりたいのかを考えるきっかけになりました。
多くの方に、私のような人がいることによって前向きになってもらえるような存在になっていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
学習中の方やこれから司法書士試験を目指す方へのメッセージ
社会人になってから勉強を開始したので、若い人と比べると記憶力に不安がありました。
ただ、経験があるからこそ理解できることもあり、加えて記憶の仕方は多くあることを調べて知りました。自分にあった方法を取り入れれば、本番でも正しく知識を使うことができます。
司法書士試験は、合格した私から見てもシビアで厳しい試験です。
ただ、重要な論点をひとつひとつ覚え、知識をきっちり詰めていければ、合格という結果は自ずと見えてくる試験です。
素直な人が伸びると個人的に思っています。
講師が「覚えてください」と言ったことはどの角度から聞かれても答えられるようにする、「ここはやらなくて良いです」と言われたところは本試験が終わるまで見ない、など安心して講師を心から信頼してください。あとは行動あるのみです
他の法律資格に向けた受験経験が活きたこと
令和2年度に宅地建物取引士試験と行政書士試験も受験し、ともに合格することができました。
令和2年の元日に受験することは決めていたものの、試験延期及び準備期間の減少があり受験を迷いましたが、蛭町講師の「これからの司法書士はタフさが求められる」という言葉を思い出し、やれるところまでやってみようと決断しました。
宅地建物取引士試験では民法を学習していたことが有利に働きました。過去問学習は未修科目を中心に対策しました。試験が始まる直前まで復習するなど自分に合った対策が取れたのは司法書士試験での経験があったからです。
行政書士試験では、伊藤塾のうかる!シリーズを使い、効率を重視し勉強しました。
司法書士試験で学習した分野は他の試験でも得点源とすることができました。
自分自身の動機付けを明確にすること、試験の終わる最後まで諦めないことが活きたと思います。