私はもともと学生時代を理系畑で過ごし、職業も法律とは全く縁がない環境でしたが、ある時社内のコンプライアンス教育の一環で法律資格を取らなければならないことがあり、その時にはじめて法律を学びました。
今までの経験等もあり、今後人生を送るうえで一番重要な学問であると感じました。もっと深く法律を勉強したい、また、勉強した知識を仕事にしていきたい。そんな気持ちになりましたが、司法試験は合格後も司法修習等があり、実務に付くまでに時間がかかりすぎる、そう思い、司法試験は断念しました。他に何かないかと探した結果、司法書士試験に辿り着き、目指すことにしました。

働きながらの受験でしたので、可処分時間が限られておりました。年明けからの科目別答練の時期が一番大変でした。毎週各科目ごとに予習し、覚えた知識を答練でぶつけていく、限られた時間の中で毎週の範囲を潰して行かなければならず、正直普通にやっていると間に合いませんでした。
そこで、私は月曜から木曜までは仕事が終わってから喫茶店閉店まで勉強し、金曜日は退社後、一旦家に帰って数時間仮眠をとった後、24時間営業のファミレスに行き徹夜して間に合わせ、その状態で土曜日の朝受験会場に向かう。これを毎週繰り返しておりました。この時期の戦法の結果、科目ごとに知識を定着させ、飛躍的に成績を上げることができました。

伊藤塾と言えば、やはり何といっても3月のプレ模試です。1,000円で受験することのできる大変リーズナブルな価格、それでいて問題も良質。そして、記述の解説がどこの受験指導校よりもしっかりしていることです。
記述問題の背景にストーリーがあり、一旦試験中に解いた問題の解説を読む際に、実務的にはこういう背景の物語があり、それを私は記述問題を通して司法書士になったつもりで申請書を書いていたんだ、と改めて鑑みることのできる、他校の模試とは違う新しい感覚を味わうことができました。
伊藤塾は合格後を考えるという一環したスタイルがあり、制作スタッフの方々もそう言ったイズムを汲み取った作り方をしていると感じとることができました。

私は合格まで4年間かかったのですが、基礎講座で同い年の友人に出会うことができました。彼は受験歴も私と同じで、年齢が一緒だと言うこともあり、受験勉強をともに戦った同志でもあります。週末になるたび、毎週のようにどこかで集まり、一緒に勉強をしておりました。
その結果、幸いなことに令和2年に一緒に合格することができ、同期となることができました。彼の存在がなければ、一人で4年間も苦しい時期を過ごせなかったかもしれません。一番感謝しております。
「おかちゃんありがとうな、これからもヨロシコ！」

伊藤真塾長は祝賀会ではじめて見ることができたのですが、とってもカッコよく、語り口調も柔らかで、大変聞き取りやすい講師だと思いました。もし機会があればゆっくりお話ししたいです。
また、北谷馨講師は祝賀会で席も隣同士で色々お話が聞けて楽しかったです。ご結婚おめでとうございます。新婚さんいらっしゃいの出演楽しみにしています。
小山晃司講師は応援歌を歌っていただくことができました、いい曲だったなぁ…。
蛭町浩講師とはあまりお話しすることができなかったのが残念です、記述の神様…。
そして何より、合格後の報告会、祝賀会等、裏方を支えていたスタッフの細野さん、色々とお世話になりました、ありがとうございます！

上記、記載の通り、私はこの4年間の受験勉強を通じ、資格だけでなくかけがえのない友人も即時取得することができました。美談だと自分でも思っておりますが、僭越ながら語らせていただきました。
これから目指す方、今勉強中の方も、伊藤塾等を通じて新たな人間関係や自分磨き等を経験し、合格後に自分なりの美談を語れる人間になってください。伊藤塾に行くときっといいことがあると私は思っております。だって、美男子にはなれなかったけど、美談は語れるようになったんだから…。
ぜひ伊藤塾の講師の方々に師事してください。男の美学、教えていただけます。

職場の教育の一環で取得したビジネス実務法務検定2級はかなり役に立ちました。企業のコンプライアンスに関わる法令を広く浅く出題する、そこまで難しくない資格でしたが、なかなか学習しない倒産法等も触りだけですが勉強できたため、登記、会社関連法分野の理解の手助けとなってくれました。
また逆に、私は今年行政書士という試験にも合格することができたのですが、これは司法書士試験の学習分野とほぼ同じで、行政法・個人情報保護法のみ勉強すればよいという状況でしたので、一ヶ月の勉強で合格することができました。
他資格の勉強は決っして無駄にはならないと思います。過去の学習経験が肥やしとなり、今の勉強に活かすことができます。