2024年度 司法試験/予備試験合格体験記
変化したいという思いを抱える傍らに、伊藤塾で学習する友人がいた
C.Eさん 東京大学4年生 医学部医学科
学習開始 2年生春
入塾の経緯
予備試験を目指したのは、大学一年生の時、寮の隣の部屋に住んでいた法学部の友達が予備試験の勉強をとても楽しそうにしていたからです。彼は、予備試験の勉強を中心に充実した毎日を過ごしているように見えました。その当時の自分は毎日を怠惰に過ごしており、自分を変えたいと思っていました。非法学部でしたが、予備試験の合格を目指して勉強することを通して毎日が充実するのではないかと思い、大学二年生になる前に予備試験合格を目指すことにしました。彼は伊藤塾の呉クラスを受講していたため、その真似をして伊藤塾に入塾し呉クラスの受講を開始しました。
基礎段階の学習
基礎段階の学習については、基礎マスターと完全マスターをとにかく早く一周受講することを意識しました。論文式試験に合格するにはアウトプットの練習が必要ですが、それを早く始めるためにもインプットは素早く全て終わらせる必要があるからです。
この段階で倍速機能を利用して素早く一気に授業を聞きまくり、しかし同時に、しっかり聞いて、具体的には講師の指定した箇所をマークし、時には講師の補足的な説明もメモして、テキストを後から見返したら授業が再現できるような状態にしておくことで、その後短答や論文の学習等で分からない箇所が出てきた時にすぐに見返せるようになりました。
一日が終わったらその日に聞いた授業の範囲のテキストを見直して、授業についていけるレベルの理解を維持する最低限の復習をしていました。
まとめると、とにかくこのインプットの段階は、理解できる最大のスピードで素早く終わらせ、アウトプットの練習に移るべきです。
論文学習について
論文マスターの受け方としては、講師に事前に予習するよう指定された問題については事前に答案構成を作っていきました。
論文マスター完全マスター含め、論文の問題については、B+以上の問題はくり返し解いて、自分の基礎的な知識にしていく必要があります。論文はくり返しのアウトプットを通じた知識の習得が必要です。
私は、インプットが終わった段階で、B+以上の論文の問題について、各分野において、今週は憲法みたいに決めて、一周解いて、翌日にもう一周解いて、その三日後にもう一周解いて、間違えたところだけその一週間後にもう一周解いてといった感じで各分野集中的に覚えることで確実な知識としていました。
各分野、学習が終わるたびに予備試験の過去問演習に入り、同様の繰り返しのアウトプットの練習をしていました。
他学部ならではの事情
非法学部出身だと、周りに予備試験の勉強をしている仲間がおらず、情報交換もできないため、自分の勉強法が正しいのか分からないまま黙々と独りで勉強していくことになります。そのような中、1か月に1回のスケジューリング制度の利用は、比較的年の近い伊藤塾スタッフの方に勉強の進捗を報告したり今後1か月の勉強の方針を話し合ったりできる貴重な機会でした。そこで勉強方針を軌道修正したことは一度や二度ではありません。自分にとって勉強のペースメーカーともなり、本当に助かりました。
合格実績からしても、伊藤塾から提供された勉強法を着実にこなすことで、必ず予備試験に合格できるという自信をもって勉強に取り組むことができました。予備試験は相対評価であり、受験生は伊藤塾生が多いため、伊藤塾で大事と言われた部分だけ確実に理解して生きた知識としておけば必ず合格できます。
授業を受け持っていただいた先生方、そしてスケジューリングで丁寧に相談に乗っていただいた伊藤塾スタッフの方には感謝してもしきれません。ありがとうございました。