真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」

2024年度 司法試験/予備試験合格体験記

政治・経済を真に理解するために必要だった法知識を求めて

H.Iさん 東京大学3年生 経済学部経済学科

学習開始 2年生春

入塾の経緯

法律を体系的に学びたいと考えたため。YouTubeにあった体験講義に好奇心をくすぐられました。もともと政治・経済に興味があり、社会問題などのテーマを本質的にとらえるために法知識が必要だと感じていました。
入塾した時期は大学2年のはじめの頃です。

基礎段階の学習

呉クラスに入塾しました。
私は経済学部生で、法律を学んだことはなく、受験勉強中も一切ほかの教材には手を出さなかったため、100%呉クラスで配布された教材だけで予備試験に合格したことになります。特に呉先生のオリジナルテキストは大変読みやすく、すらすらと頭に入りました。
勉強の手順としては、まず映像授業を一通り視聴し、そのあとは過去問を解きながら知識の穴を埋めました。とにかく時間がなかったので、基礎をインプットしたらすぐに試験を受けるような形でした。論文試験での未知の問題については、とにかく三段論法の基本を守ること、関連条文をその場で探すことを怠らないこと、意味の通る文章にすることを意識しました。知識量では周りの受験生に勝てないと分かっていたので、論証パターンだけは完璧にしたうえで、残りは現場思考を心がけました。そのためにも、書き方を学ぶ段階では、呉先生の書いた答案を中心に読み込みました。
工夫した点というほど褒められたものでもないですが、伊藤塾の教材以外に手を広げなかったことは、短期合格にとって役立ったと思います。実際に、司法試験対策教材としてよく名の挙がる市販シリーズの1冊目を購入し、丸暗記は無理だとすぐに諦め、以降のシリーズは購入すらしないということもありました。受験生をやっていると、不安なために教科書の網羅性などにこだわりたくなりますが、この試験の範囲を本当の意味で網羅するのは不可能だと思います。

論文学習について

論文マスターは基礎マスターと並行して受講しました。他に、論文直前答練と模試を受講しました。直前答練は勉強になりましたし、本番の問題の予想としてもかなり精度が高く、受けて良かったです。呉クラスについては、正直に申し上げるとそれ以上の演習はやらないで良いと感じました。呉クラスでは基礎マスターと並行して論文マスターを受講するため、そこで実際に書く訓練をすれば、答練の目的は達成できると思います。
また、カウンセリング制度を利用して疑問に感じている点を質問したり、学習法について相談できたことも助かりました。

他学部ならではの事情

他学部ならではのメリット、とまで言えるかは分かりませんが、伊藤塾での学習が初めての法律学習なのでクセなく吸収できる感覚はありました。インプットの時期に複数の意見を聞くと混乱するので、呉先生の一貫した指導を受けられたのは幸いでした。また、経済学部は試験も甘くかなり時間があったので、そういう意味ではメリットがあったかもしれません。



※プロフィールは2025年度合格時点のものです。
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