伊藤塾はフォロー制度が充実。受講相談は、学習の指針にもなり、とても有用です。
N.Nさん(22歳)
立命館大学法学部卒業
【合格校】
・北海道大学法科大学院(既修)
【受講講座】
入門講座本科生+リーガルトレーニング、適性試験模試、コンプリート論文答練 ※プロフィールは、2010年合格時点のものです。
はじめに
私は、父の影響もあり、ホームステイ体験や旅行を通じてドイツが好きになり、ドイツと関わる仕事がしたいと思っていました。そんな中、1回生のときに読んだ「国際弁護士」という本で、弁護士でもヨーロッパで活躍されている方がいることを知ったことがきっかけで、弁護士になることに興味を持ちました。伊藤塾に入塾したのは、伊藤塾長の講演会に出席し、伊藤塾長の話を生で聴いて、人柄に好感が持て、この人になら、ついて行っても大丈夫だと思ったからです。
学部成績について
伊藤塾で講座を聴き終わった後に法律科目の授業をとると、授業が理解しやすかったです。しかし、私は学部成績については法科大学院入試では必要とされないと先輩から聞き、そのような誤った認識のもとテストを受けていたので、学部成績は悪かったです。学部成績をとても重要視する法科大学院もあるので、テスト前にはしっかり勉強しましょう。
志望校の選択について
志望校の選択にあたっては、私が渉外事務所への興味があったので渉外事務所への就職活動にあたって不利にならない上位法科大学院であるか、そして、親への経済的負担なども考えて志望校を選択しました。しかし、私は適性試験で失敗していたこともあり、基準点に足らないことを覚悟していたので、国公立ロースクールについては合格率の良いところを選択しました。渉外事務所に行きたいということ以外には特にこだわりはなかったので、北から南まで各地のロースクールに出願しました。北海道大については東京受験会場もあり、最難関ロースクールの受験日とも被っていないので、北に住むことに抵抗がなければおすすめです。
直前期と試験当日
直前期は、「論証パターン集」を全科目見直すことにより記憶の喚起を行いました。試験当日は、休み時間に友達と答え合わせをして無駄にへこみたくなかったので、とにかく一人で行動しようと決めていました。そして、携帯音楽プレーヤーで好きな曲を聴いて、リラックスしていつもの答練と同じような感覚で臨めるように心がけました。
伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて
私のように講座についていけなくなったとしても、伊藤塾にはインターネットでのフォローがついているので、後から挽回することが可能です。講義についていくに越したことはありませんが。
また、伊藤塾での受講相談は、学習をしていくうえでの指針にもなり、とても有用です。この恵まれた環境を活かしましょう。
入学前準備として
ロースクールでは、基本書を使った学習が当たり前になるので、これまであまり読んだことのない基本書を読み、また基礎マスターのテキストなどを使い基礎知識の補充に努めたいと思います。また、いままで遊ぶことを我慢していたので、旅行などに行って羽を伸ばしたいと思います。
合格後に必要なこと
私は、ドイツに興味があり、渉外弁護士の本を読んだことがきっかけで、企業のために働く渉外弁護士になりたいと思っていました。また、同時に人のために直接尽くすことができる職業としての弁護士にも魅力を感じています。この2つの仕事はなかなか両立することはできないと思いますが、できれば両者の仕事ができる事務所に就職できればと思います。また、合格後の就職問題などについての報道がなされることがありますが、優秀な人は引く手あまたですし、小さな事務所ではその人との相性で採用が決まると聞いたこともあるので、人間性に問題がなければ就職ができないということもないのではと、楽観しています。
最後に
今回法科大学院に合格できたのは、最後まで諦めずに勉強を続けたことが結果につながったのだと思います。そして、自主ゼミのメンバーや伊藤塾の友人たち、伊藤塾で相談にのっていただいた加納さんや合格者の方々の存在はとても大きかったです。また、京都校のスタッフの方々には大変お世話になりました、ありがとうございました。
受験生の方々、どんなに辛くても最後まで諦めずにともにがんばりましょう。
(2011年1月・記)