伊藤塾のおかげで、サークルやアルバイトなど密度の濃い充実した学生生活を送ることができました。
A.Tさん(22歳)
【合格校】
・東京大学法科大学院(既修)
・中央大学法科大学院(既修)
・早稲田大学法科大学院(既修)
・慶應義塾大学法科大学院(既修)
◆適性試験/第1回:220点 第2回:233点
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング
※プロフィールは2011年合格時点ものです。
はじめに
私は弁護士である父の姿を見て育ち、大学に入る際も法曹を希望して法学部に進みました。しかしながら、難解で充実感の得られない大学の授業に魅力を感じず、大学2年生になる頃には弁護士の夢を半分諦めかけていました。そんな折、1年生の頃から伊藤塾に通っていた友人から伊藤塾をすすめられました。はじめは受験指導校に頼ることには非常に躊躇しました。しかしながら伊藤塾は周りの友人からの評判が非常に高く、テキストもわかりやすく整理されており、また伊藤塾長の人柄にも惹かれました。そして「自堕落な生活のまま弁護士という夢を終わらせたくない、ここに賭けよう!」と決意し、2年生の5月から伊藤塾に通い始めました。
私がとった勉強方法
基礎知識の修得に関して
法律の基礎知識の修得は、すべて基礎マスターテキストを使いました。基本書で勉強しているとどうしても知識のムラが出てしまいますし、学説の多様さに目が奪われ、通説だと信じていたものが実はそうではなかったという事態も往々にしてあります。その点伊藤塾のテキストは、何が通説・判例で何が少数学説なのかが明確にされたうえで、「これさえ磐石にすれば試験を乗り切れる」という要素が余すところなくまとめられており、実戦向きのすばらしい教材だと思います。
論文対策について
伊藤塾のカリキュラムの利点は、学習の早いうちから論文対策ができることです。いくら自分の中で知識が潤沢にあっても試験の場で答案にできなければ何の意味もありません。また、インプットとアウトプットを併行して学習するのは、知識の定着方法としてとても有効です。
4年生になってからは、法科大学院の過去問を中心に勉強してきました。慶應の問題はとにかく時間が足りず、問題を見ていかに瞬時に論点が想起でき、それを答案の形にできるかが鍵となってきます。東大は時間的には余裕があるものの、正確な論述と深い判例の理解が要求されます。いずれにしても、大事なのはいかに基礎を盤石にし、「使える」知識を自分のものにできるかであり、どちらも伊藤塾の教材で十分乗り切れるものだと思います。
伊藤塾の学習と大学生活との両立
私は伊藤塾のおかげで密度の濃い充実した学生生活を送ることができたと感じています。サークルは3年生の11月の三田祭まで続けられましたし、家庭教師のアルバイトも法科大学院入試後までやることができました。メリハリをつけることができれば、何かを諦める必要はないと思います。
合格後に必要なこと
今の法曹制度は混乱と変遷が続いています。受験生の人生で遊ばないでほしい、と思うような制度変革も多々ありますし、ともすれば挫けたくなるような報道も沢山耳に入ります。私自身就職の道を考えたこともありました。それでも 司法試験上位合格者はきちんと就職して、仕事をすることができているのもまた事実です。まずは 目の前の勉強をしっかりやること、そして色々な人のお話を聴くこと。そうすれば合格後のビジョンは自然と見えてくるのではないかと思います。