基礎知識の修得から、個別法科大学院対策まで伊藤塾で着実に力をつけて合格できました。

T.Yさん(22歳)
 

T.Yさん(22歳)
私立大学法学部4年在学中
【合格校】
・東京大学法科大学院(既修)
・中央大学法科大学院(既修・全額免除学生)
・早稲田大学法科大学院(既修・稲門法曹奨学生)
・慶應義塾大学法科大学院(既修)
◆受 講 講 座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、ロースクール突破小教室、論文の基礎ゼミ など
 
 ※プロフィールは2011年合格時点ものです。

はじめに

  法学部で学んだ知識を卒業後も活かしたいと考えたことが、私が法律家を目指したきっかけです。そのうえで、難関の司法試験に挑むにあたっては、独学での合格は難しいと考え、大学2年生の時に伊藤塾へ入塾しました。受験指導校で勉強する利点としては、 (1)学習開始当初から、必要事項に焦点を当てて、効率的な勉強ができること (2)独学の場合に比べ、試験に関する情報を得やすいこと (3)ゼミなどの受講を通じて、他の受験生と自分のレベルを比較できること (4)熱意のある受験生や講師を直接目にすることで、試験に向けてのモチベーションを維持・向上させやすいこと、などが挙げられると思います。 

私がとった勉強方法

法律科目試験対策について

 (1) 基礎的な法知識・法理論の修得について
 
 基礎マスター段階では、講義で重要と指摘された事項を、可能な限り正確に覚えることを目標としました。これらの知識は全体の「幹」となるもので、短答式試験や論文式試験でそのまま問われることもあれば、応用問題に取り組むにあたっての思考の土台ともなる、学習全体において非常に重要な知識です。そのような意識をもって基礎マスターの復習に注力したことで、後の論文対策を円滑に進めることができました。
 
(2) 実践段階の学習について
 
 基礎マスター終了後、論文マスターを受講しました。ここでは、おもに旧司法試験の過去問を題材として、基礎マスターで得た知識をいかに論文問題で用いるかを学びました。同時に、論文マスターの進行に合わせて基礎マスターの復習と短答式の問題集を解いたため、知識の正確性をも向上させることができました。実際に論文を書き切る訓練の場としては、コンプリート論文答練などの答練を利用しました。 
 法科大学院入試の論文対策としては、(1)論文マスターのテキストである「問題研究」の答案構成を繰り返すこと (2)答練などを受講すること (3)答案作成の時間短縮のために論証パターンを覚えること(おおまかな論理の筋道とキーワードの暗記で足ります) (4)重要な知識を忘れないために時々基礎マスターテキストを確認すること、の4点で基本的には十分であると考えます。そのうえで、慶應義塾大学法科大学院は問題の割に試験時間がかなり短いなど法科大学院の試験には各々の特徴があるため、志望校の過去問を入手し、答案を書いてみることが重要です。私はロースクール突破小教室を受講したことで各校の特徴を容易に把握でき、参考答案を通じてどの程度書ければ合格しうるのかという基準がわかりました。 

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて

 通学で受講していたのですが、基礎マスターの段階から、大学の試験期間など通学が難しい時には、インターネット講義を利用していました。論文マスターの途中からは、通学時間の短縮と自分のペースに合った受講のため、より積極的に利用するようになりました。好きな時間に好きなだけ受講できるインターネット講義は、学習計画を作成するうえで非常に有用です。そのお陰もあって、伊藤塾の学習と大学生活との両立に困難はありませんでした。

最後に 

 法科大学院入試は、個別の大学院における入試問題の他、学部成績、適性試験、英語や既修者試験のスコアなど、様々な考慮要素が存在するため、受験生は入試に向けて相当長い間、気を抜けない生活を強いられることになります。その中では法律の勉強と同じかそれ以上に、気持ちを強く持つことが重要になります。それは法科大学院入試に限らず、その後の司法試験、さらには人生全体においても同様であると思います。私は夢を叶えるため、今後も精一杯の努力を重ねていくつもりです。