伊藤塾の基礎マスターを受講してから、驚くほど法律が理解できるようになり、勉強が楽しくなりました。
奥田 美希さん(22歳)
東京大学法科大学院(既修)
中央大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)
慶應義塾大学法科大学院(既修) ◆受 講 講 座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング
※プロフィールは2011年合格時点ものです。
はじめに
私は、大学1年生の時に医療と福祉を学ぶゼミを履修したことをきっかけに、社会保障の分野に興味を持つようになり、NPO法人や医療機関、法律事務所などを訪問しました。そこで実際に派遣切りにあった方や過労死してしまった方の遺族の方から直接聞く話に衝撃を受け、自分にも何かできることはないかと考えました。その結果、労働者の抱える問題を実際に解決できるのは、訴訟を提起したり法的なアドバイスをしたりできる弁護士だということを痛感し、将来は弁護士になりたいと強く思うようになりました。
しかし独学で法科大学院入試のための勉強をするのは不安だったため、2年生の秋に、先輩からの評判が高く、合格率も高い伊藤塾に入塾することを決めました。
私がとった勉強方法
基礎的な法知識・法理論の修得について
入塾当初は大学指定の基本書を中心に学習していました。しかし基本書を読んだだけでは書いてあることがよく理解できないことが多く、成績も思うように上がりませんでした。そこで心を入れ替えて伊藤塾の基礎マスターを一から聴き直すことにしました。すると驚くほど法律が理解できるようになり、勉強が楽しくなりました。伊藤塾のテキストのよいところは、Aランク・Bランクなどと重要度に応じてランクづけがしてあり、メリハリをつけて勉強できるところだと思います。また論文を意識して、論点が論証の形で用意されているのも、論文試験で大変役に立ちました。このテキストに講義の内容や基本書の内容を書き込みして情報を一元化し、法科大学院の入学試験まで何度も何度も読みました。
実践段階の学習について
法科大学院の論文試験対策には、論文マスターや答練が役に立ちました。論文マスターでは、答案の書き方の形式や流れを一から教わることができました。論文試験対策には、答案構成の練習のために論文マスターを繰り返し解きました。東大法科大学院の入学試験では70分という短い時間で、2科目ないし3科目の論文を書きあげなくてはならないため、いかにすばやく答案構成ができるかが鍵になると思います。論文マスターで答案構成の練習を何度も行ったことで、短時間で論点を抽出することができるようになり、論文を書く際のスピードアップにつながりました。
伊藤塾でメリハリのある講義を受けた後は、基礎的な知識を整理することができたため大学の授業もよく理解できるようになり、答案の書き方を学んだことで学部成績も上がりました。伊藤塾のテキスト・講義はとにかくわかりやすいので、大学の授業の予習にも役立つと思います。
伊藤塾の学習と大学生活、学習フォローについて
私は通塾よりもインターネットをよく利用しました。講師の話すことを一言も聴きもらさずにテキストに書き込みたかったので、停止したり、繰り返し聴いたりできるインターネットの方が便利だったからです。授業やサークルの間の空いた時間を上手く使ってインターネットで講義を受けられたのもよかったです。
最後に
私が勉強する中で一番支えになった言葉は、伊藤塾長の「人は忘れるものなんです。99回忘れても100回目に覚えればいいんです。それでも忘れたら今度は101回目に覚えればいいんです」という言葉です。この言葉を支えに解けない問題や思い出せない知識があっても諦めることなく勉強を続けることができ、法科大学院に合格することができました。これから先も、この言葉を胸に勉強を続けていきたいです。