基礎マスターで基本的な知識を身につけることは学部試験にも役に立ちます。
T.Oさん(22歳)
【合格校】
京都大学法科大学院(既修)
大阪大学法科大学院(既修)
神戸大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)
◆適 性 試 験/第1回:257点 第2回:242点
◆学 部 成 績/GPA:3.2(A:0.3 B:0.6 C:0.1)
◆受 講 講 座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法学既修者試験模試
※プロフィールは2011年合格時点ものです。
はじめに
私が法律家を目指したきっかけは、実家のすぐ近くで凶悪事件が高校3年生から大学1年生にかけていくつも起こったことです。そこで、犯罪者を訴追し国民の安全を守る検察官という職業に惹かれました。
2年生の春に伊藤塾に入塾しようと思ったのは、大学受験までとは学ぶ科目の学習方法が異なり、何をどのように勉強すればいいのかわからなかったからです。また、法科大学院を目指すのであるから早めの準備が必要と考えたのもあります。さらに、部活の一つ上の先輩が伊藤塾に通われていたことも伊藤塾に通おうと思った要因の一つです。
私がとった勉強方法
適性試験対策について
適性試験対策を本格的に始めたのは後期の学部試験の終わった3年生の2月からでした。伊藤塾の適性試験対策講座で基本的な考え方を学習してから過去問や問題集に取り組みました。毎日適性試験の学習を行い、頭の使い方を染みつけられるようにしました。
法律科目対策について
私は基礎的な法知識・法理論を勉強する段階から、くどいくらいに六法を引き条文に触れることが大事だと思いました。つまり、伊藤塾の基礎マスターの特にAランク論点については繰り返し基礎マスターのテキストを読むだけではなく、六法を引きつつ具体的なケースに気をつけながら学習することが基礎的な法知識・法理論の修得には役立つと思います。
実践段階の学習については、論文マスターや答練で答案の書き方を学習したあと、とにかく問題研究でたくさんの答案を書く練習を重ねていきました。特に答練は答案作成における時間の使い方を身につけることにとても役に立ちました。そして、添削も丁寧で答案作成の力がブラッシュアップされていったと思います。また、答案作成にあたって知識不足で詰まってしまった部分については改めて基礎マスターのテキストを復習し、弱点を潰していくようにしました。さらに、論証パターン集は論証の流れを理解するために用いて、丸暗記するのではなく、問題ごとに厚くも薄くも書けるようにすることを意識しました。
また、受験する法科大学院の過去問の検討会を友人と行っていました。そこで議論をすることで頭の中も整理され、自分が陥れがちなミスのポイントも理解できたと思います。
伊藤塾の学習と大学生活について
部活やアルバイトもやっていましたが、インターネット講義のおかげで空いた時間を見つけては学習することができました。また、学習が滞った時でもフォロー制度で助けていただきました。
合格後必要なこと
今後、検察官になりたいと考えています。司法制度改革についてはビジョンもなにもなく行き当たりばったりで何がしたのかがわかりませんが、大阪地検証拠捏造事件などを思うと、検察官は真実を見極め罰すべきもののみを罰するという態度が必要になると考えています。
最後に
悔いが残らないようにすることが大事だと思いますし、今後もそれを胸に刻んで頑張っていきたいです。伊藤塾は路頭に迷っていた私にとっての道標でした。