働きながら・他学部出身で合格!信じて勉強すれば必ず合格できます。
H.Sさん(33歳)
【合格校】
首都大学東京法科大学院(既修)
◆適 性 試 験/第1回:209点 第2回:212点
◆受 講 講 座/司法試験入門講座基礎生、適性試験シミュレーション、コンプリート論文答練 など
※プロフィールは2011年合格時点ものです。
はじめに
私はシステムエンジニアとして就職していました。しかし法科大学院という話が持ち上がった時、学生時代に地学を研究した経験を活かし弁護士となって環境問題に苦しむ人々を助けたいと考え、働きながら法科大学院入試を目指すようになりました。
他の受験指導校で未修の入試対策講座を受講し、私立ですべて不合格となった時に、伊藤塾の国公立対策講座を受講したのが伊藤塾との出会いです。結果として1校合格できたのですが、合格後、自分が順調に勉強を進めていく姿が想像できなかったため、進学せず、体系マスター、基礎マスターを受講しました。伊藤塾の講義は、具体的で、体系的に整理されていてメリハリもあるので、初学者にもわかりやすく、また伊藤塾を信じて勉強すれば必ず合格できるという気持ちにさせてくれます。
私がとった勉強方法
法律科目試験対策について
(1) 基礎的な法知識・法理論の修得について
会社員として勤務しつつ、体系マスター、基礎マスターをインターネットで受講しました。講義ではマークやメモを漏らさないようにしていました。復習として、テキストを読み、復習問答集の問題を解きました。この段階では、理解すること自体が大変でした。復習問答集の問題には全然正解できませんでした。講義を聴くこととアウトプットすることとのギャップ、正確に理解し記憶することの難しさを思い知りました。それでも「やればできる、必ずできる」という言葉を信じ、諦めないと心に決めました。
(2) 実践段階の学習について
憲民刑は論文マスター、商訴は商訴完全マスターを受講しました。この頃は講義についていくことすら不十分でしたが、それでも日曜日のベーシック論文答練は受講し、答案を書く習慣だけはつけるようにしていました。
さらに、コンプリート論文答練を受講しました。現場で考えさせる問題が多く難しかったですが、講師の解説や答案例を参考に弱点をひとつずつ埋めていくことで、補強をすることができました。
パーソナル・ステートメント対策について
パーソナル・ステートメントでは、論文マスターで学んだ答案のスタイルを適用し、ナンバリング、字下げ、段落など形式面も含めて読みやすくすることを心がけました。
面接では、実社会で最近発生した事例に関する法的問題について問われました。先端的事例でしたが、真に問われていたのは法律基礎科目の体系的理解だったと思います。ここでは、体系マスターで学習した体系的理解を活用し、体系上の位置づけを踏まえて適切に解答することができました。
伊藤塾の学習と仕事との両立、学習フォローについて
会社員だった頃は、机に向かって勉強できる時間は主に休日だけでした。それでも平日の移動時間に講義の音声を聴いて、法律科目を頭になじませるようにしていました。
合格後に必要なこと
司法試験合格者が増加し、就職難が言われるようになってきています。希望する法律事務所に対し、自分を採用するよう説得することが今まで以上に求められているということだと思います。その説得のために、基礎の繰り返しを続けます。そして法科大学院で実務をしっかり学び、司法試験を上位の成績で合格し、少しでも自分をよく見せる努力をしようと思います。