大学の他の学生より各法律科目への理解が進み、定期試験でもよい成績を取れるようになりました。
Y . S さん(23歳)
【合格校】
早稲田大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修・半額免除学生)、明治大学法科大学院(既修・全額免除学生)、立教大学法科大学院(既修・全額免除学生)
【適性試験】第1回:208点 第2回:183点
【学部成績】GPA:3.55
【受講講座】司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、ロースクール突破小教室、法科大学院別論文対策講座 など
※プロフィールは2012年合格時点ものです。
はじめに
私が法曹を目指したきっかけは、高校の政治経済の授業でハンセン病の熊本地裁違憲判決が扱われ、「社会に埋もれた被害を掘り起こす」という弁護士の仕事に強い魅力を感じ始めたことにあります。このような人権侵害は多数決原理の支配する立法措置によっては解決が困難であり、少数者の人権を侵害から救済するには、他の職業ではなく、多数決原理とは違った結果を出せる法曹である弁護士でなければできないと考え、法律を学ぶために法学部に進学しました。さらに、受験対策として、4年間という長い間に慢心したり心が折れたりするかもしれないと思い、受験指導校に通うことを考えていたところ、大学の目の前に伊藤塾があり、立ち寄ってパンフレットを読んでみると司法試験における合格実績が高いことがわかり、大学1年生の5月に入塾しました。
私がとった勉強方法
適性試験対策について
適性試験については、伊藤塾の講座・模試を受けました。適性試験の問題は、ある程度パターンが決まっていて、講座によって解法のパターンを効率的に修得することができました。また、講座が比較的早い時期に始まるので、余裕を持って取り組むことができました。模試は特に2部の問題が本番の試験よりも難しく、模試の問題のレベルに慣れておくと本番の問題が簡単に感じるようになりました。
法律科目対策について
基礎マスターで使っていたテキストは、法科大学院の入試直前までずっと使っていました。基礎マスターが終わった段階であってもテキストにある知識のすべてが頭に入っているわけではないので、論文マスターの段階においても抜けている知識やあいまいな部分は適宜基礎マスターのテキストを参照するということを繰り返し行っていた。また、基礎知識が十分に習得できていないと思われる段階であっても、論文講座によって半強制的に、思い切って論文を書いてみることによって、基礎知識のどこが分かっていてどこが分からないのかが判然と見えてきたので、基礎知識を自分のものにするためには可能な限り早い時期に論文を書いてみることが有用であると思いました。また、基礎マスター・論文マスターを受講することで、大学の他の学生より各法律科目への理解が進み、定期試験でもよい成績を取れるようになりました。
パーソナル・ステートメント対策について
パーソナル・ステートメント対策講座を受講することで、どういったことに気をつけて書けばよいのかが分かり、また合格者のステートメントが何例か実際に載っていたのでイメージがしやすかったです。さらに息抜きがてらに伊藤塾の明日の法律家講座を聴き、自己の志望する法律家像の具体化を図ったり、モチベーションを高めるために活用していました。
最後に
自分の法科大学院入試の勝因は、早くからコンスタントに勉強をやっていたことであると思います。大学1年生のうちは大学生活の全てが初めてで慌ただしいですが、その1年間での習慣が、残りの3年間の過ごし方に直結するので、1年生のうちに勉強を習慣化できた事が大きかったです。今後も、伊藤塾の講座を活用し、司法試験合格まで頑張りたいです。これから法科大学院を目指す方々も、色々な合格者の言葉を聞き、早めに自分に合った勉強法を模索し、習慣化し頑張っていただきたいと思います。