アウトプットとインプット、両者のバランスが大事です

T.T さん(22歳)
 

合格者イラスト
慶應義塾大学法学部4年在学中
【合格校】
中央大学法科大学院(既修・半額免除学生)、早稲田大学法科大学院(既修・半免)
【適性試験】 第1回:175点 第2回:183点
【学部成績】 A:83% B:14% C:3%
【受講講座】 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別論文対策講座 など
 
 ※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

 私は、大学1年のときに障害福祉年金と児童扶養手当の併給禁止を合法とした堀木訴訟について学んだことをきっかけに、障がいをもつ人の人権問題を解決できる弁護士になりたいと思いました。そして、大学で伊藤塾長が講演をしてくださったことがあり、「合格後を考える」という姿勢に共感したため、大学2年の4月に伊藤塾に入塾しました。大学の授業は法科大学院志望者以外も対象としているため、試験に必要な力を身につけるには受験指導校での勉強が必要だと思います。

私がとった勉強方法 

 まず、適性試験対策については伊藤塾の講義を聴いて問題を解き、忘れた頃に再び解くようにしていました。また法律科目との間で勉強することで気分転換にもしていました。
 次に法律科目の対策ですが、はじめのうちは基礎マスターの復習をできるだけ行い、論文マスターに入ってからは答案構成や重要な論証の確認とともに基礎マスターの再確認をしました。効率よく力を伸ばすにはアウトプットだけでもインプットだけでもだめで両者のバランスが大事だと思いました。 
 幾つか勉強法を試しましたが、最終的に一番よいと思ったのは、自分なりの論証パターンをつくるということです。自分専用ノートをつくっても試験場では全て読めないと思うので、最後に頼りになるのはすぐに読める論証パターンではないかと思います。そしてきちんとした論証をつくるためには、定義や趣旨、法的三段論法などの基礎を大切にすることが重要です。基礎が書けずるか書けないかで合否決まるといっても過言ではないと思います。

最後に 

 私が合格できた要因をひとつ挙げれば、それは「最後まであきらめなかったこと」だと思います。TOEICや適性試験など多くの試験があり、また体調的にもきつい時期がありましたが、少しずつでも毎日進歩していると信じて勉強を続けました。これから法科大学院を目指される皆さんもぜひ最後まであきらめないで頑張ってほしいと思います。