京都大学に合格できたのは、早くから始めたこと。何度も講義・教材を繰り返したことにあります。
西尾暢之 さん(22歳)
【合格校】
岡山大学法科大学院 既修者コース(全額免除)、大阪大学法科大学院 既修者コース、神戸大学法科大学院 既修者コース、京都大学法科大学院 既修者コース
【適 性 試 験】第1回:230点 第2回:196点
【学 部 成 績】GPA:3.4
【受 講 講 座】司法試験入門講座本科生
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。
はじめに
私は、高校の時点で法律家になりたいと決意していたことから、入学してからすぐに受験指導校の検討を始めました。受験指導校を検討したのは、法律学は幅広く、独学には限界があると考えたからです。数ある受験指導校の中で伊藤塾を選んだのは、体験講座における伊藤塾長の人柄に惹かれたこと、および、先輩が伊藤塾を薦めていたからです。
私がとった勉強方法
適性試験対策について
伊藤塾の講座については、直前答練や模試が非常に有益だったと思います。
伊藤塾の模試を学習に用いていれば、本番は落ち着いて解けると思います。また、模試等の難易度は非常に高く、私自身、第2部で100点中13点を取ったこともありますが、本番では230点(2部は24問中17問正答)を取得できたので、伊藤塾の模試で落ち込む必要はないと思います。
具体的な模試の受け方としては、答案の提出と講義の配信との間があるため、もう一度解いてから講義を聴くようにしていまいた。これにより、自らのつまずいた部分が講義で明確になったように思います。
法科大学院の法律科目対策について
イ.基礎的な法知識・法理論の修得について
私は伊藤塾の講義のみならず、大学の授業も大切にしてきました。一通り伊藤塾の講義を聴いてから大学の授業を受けるようにすることで、大学の授業も、伊藤塾の講義も実りあるものになったと思います。
この段階で一番大切なのは法律を理解し、法律の面白さを感じることにあると思います。この段階で定義等の暗記ができればそれに越したことはありませんが、無理に序盤からいろいろなことに手を出すとストレスにしかならないのではないかと思います。
ウ.実践段階の学習について
この段階では論文マスターを中心に学習を行いました。まずは、論文マスターを一通り学習しました。このときは、講義に集中し、内容を理解することが大切だと思います。一回でマスターすることは不可能だと思いますので、最初は60%の理解を目指すぐらいでよいのではないかと思います。
一通り学習した後は、論文マスターの AランクとB+のみ答案構成を行い、講義を見直すようにしました。この際、一度構成を行った問題は何度も(1日後・3日後・1週間後・3週間後に)解き直すようにしました。これは、9月の試験までに1回、11月の試験までにもう1回繰り返しました。その際に、気に入った論証や自分の知識が不足している部分については論証パターンにまとめていきました。なお、AとB+だけで大丈夫か心配な方もいらっしゃると思います。しかし、私が受験した入試において、AとB+以外から出題していることは皆無だったように思います。
学部成績について
私の学部成績は1・2年のときがあまりよくなく、その後、少しずつ上がっていきました。その原因としては、答案の書き方が身についていなかったことにあると思います。論文マスターを受講していくうちに、だんだんと答案の書き方が分かってくるようになり、それに伴い学部成績も上昇していったのだと思います。そのため、早いうちから論述を意識した学習をすることが大切なのだと感じました。
伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて
私はインターネットクラスでした。インターネットクラスは自分の予定に合わせて学習を進めることができること、及び、講義は倍速で聴くことができるので、アルバイトやサークルも両立は十分可能であると思います。
学習フォロー制度はあまり利用しませんでした。なぜなら、伊藤塾のテキストや講義を見返すだけで、ほとんどの疑問は解消されるからです。それでも分からない点は質問をしましたが、非常に丁寧に解説していただけました。なので、通学のクラスが不可能な方でも不安に感じることはないと思います。
合格後に必要なこと
今日、弁護士の就職難が報道されていますが、私はむしろ歓迎すべきではないかと考えます。このような弁護士の競争によって、悪質な弁護士を駆逐できるのだと思います。そうであるならば、自分が良質な弁護士になるべく日々鍛錬していくのみではないでしょうか。
法律家は依頼人の人生を左右しかねないという非常に責任のある仕事である以上、かかる競争は必要だと思います。
最後に
私が京都大学に合格できた勝因としては、早くから伊藤塾に入塾していたこと、及び、論文マスターを何度も繰り返したことにあると思います。 合格したいという強い気持ちがあれば、誰でも合格できると思います。
また、多くの方に支えられてきたので、早く一人前の法律家になることで恩返しをしたいと思います。