法科大学院入試では基本的な知識とその知識の少しの応用で足りるので、 まずはテキストを使いこなすべきです
Y.S さん(23歳)
【合格校】
慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修・半額免除学生)
【適 性 試 験】第1回:199点 第2回:180点
【学 部 成 績】GPA:3.4
【受 講 講 座】司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別論文対策講座 など
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。
はじめに
私は将来地元の区長となりたいと考えています。区長選挙といった選挙においては、弁護士という資格を有していれば有利になることは明らかであったので、私は大学に入学する前からこの夢を実現する手段として弁護士になりたいと考えていました。
そのような私は、自分が不真面目であり、多少怠けることも考慮して、大学1年生の6月頃に伊藤塾に入塾しました。
私がとった勉強方法
適性試験対策について
私は、適性試験があまり得意な方ではありませんでした。しかし、法律科目対策に時間をかけなければならず、適性試験にあまり時間をかけることができませんでした。なので、過去問数年分を時間を計って解いて、時間配分をどのようにするかといった程度の対策をするにとどまりました。
適性試験がいくらできても法律科目ができなければロースクールには受からないので、適性試験の対策は必要十分にしとくべきだと思います。
法律科目対策について
ロースクール入試においては典型論点も十分に書けない人が多いと塾長をはじめとして様々な人から聞いていました。なので、私は基本的な定義、趣旨、論証をなるべく正確に答案に書けるように気を付けて勉強しました。具体的には、まず、憲民刑・商訴集中講義を何回も聴いて基本事項を理解し、問研を通してその知識を使うことができるかを確認し、各知識の暗記といった方法で勉強しました。
また、私は答案作成方法にも気を付けていました。具体的には、わかりやすい簡潔な日本語で書く、三段論法を徹底する、問題提起と結論は合わせる、論理矛盾を起こさないといったことです。これは、本番の緊張し、短い制限時間の中では十分にできなくなるので、毎日答案を1通以上書くことによって意識しなくともできるようにしました。
そして、受験するロースクールの過去問は3年分実際に時間を計って解き、どの程度書けば合格答案になるかを研究しました。このことにより、本番も無駄に張り切ることなく時間内に最低限の合格答案を書くことができるようになったと思います。
最後に
私は、塾長や合格者の意見を参考にして日々の勉強をしていきました。そのおかげで勉強方法を間違うことなく最低限の勉強量で合格することができたと考えています。
また、最後まで基本書等を使うことなく伊藤塾のテキストで勉強しました。ロースクール入試では基本的な知識とその知識の少しの応用力で足りるので伊藤塾のテキストをまずは完璧に使いこなすべきです。一つの教材を完璧にするという力も含めて「勉強ができる」ということだと私は考えています。
そして、伊藤塾ではとても優秀な人たちと出会うことができます。その人たちとの関わりを通じて自分を高めることができれば間違いなく合格することができるので、最後まで諦めずに頑張ってください。