講師・合格者・友人、伊藤塾での出会いに支えられ合格することができました。

T.H さん(22歳)
 

合格者イラスト
慶應義塾大学法学部4年在学中
【合格校】
・東京大学法科大学院(既修)、 慶應義塾大学法科大学院(既修)、 早稲田大学法科大学院(既修)、 中央大学法科大学院(既修・全額免除学生)
◆適性試験 / 第1回:229点 第2回:204点
◆学部成績 / GPA 私立出願時:3.67 国立出願時:3.69
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、 適性試験シミュレーション、憲民刑集中講義、法科大学院別過去問分析講義 など

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

民間就職が厳しくなっていたこと、将来独立できる仕事がしたかったこと、時間を有効に使いたかったことから、仕事に直結する法律資格を取ろうと考えていました。そこで、とりあえず周囲で評判の高い伊藤塾へ塾長のお話を聴きに行くと、伊藤塾で本気で勉強すれば弁護士になれる、という気持ちを抱き、当初の弁護士への憧れもあって伊藤塾への入塾を決めました。

私がとった勉強方法

法律科目対策について

(1) 基礎的な法知識・法理論の修得について
塾長や塾生の友人の話から、スケジュールに遅れないこと、重要事項だけでも復習をしっかりすることが基礎段階で必要なことだと考えました。そこで私が意識したのは勉強する機会の確保です。憲民刑については、基礎マスターをできる限りライブで受講するようにしました。復習の機会として日頃から電車の中でテキストを読むようにしました。また答練、基礎マスターゼミで論文を書く機会を作り、その度に短期集中でA、B+の論点を暗記しました。加えて、本田講師の「憲民刑集中講義」を受講したことで、もう1度、深く基礎マスターを読むことができました。上記の方法、とりわけ早期から論文を書くことを目的とした勉強により、論文の勉強にスムーズに入ることもできました。一方他の4科目については、インターネットで受講したのみだったので全く定着しませんでした。この時についた両者の差は未だに埋まっていません。基礎段階の重要性を、未だに痛感しています。
(2) 実践段階の学習について
勉強方法は、論文マスターの復習と論証パターンの作成・暗記を繰り返すことでした。論文マスターテキストには、旧司法試験という質の高い問題を体系的に並べた上で、全てに模範答案が付いています。この復習を繰り返せば、論文問題を解くのに十分な能力がつきます。また時間内に答案を書くためには、重要論点を短く用意しておく必要があります。そのために最も適切なツールが論証パターン集でした。全科目につき雛形がもらえるので、それを加工・追加することで、効率よく暗記ツールを作ることができました。

適性試験対策について

伊藤塾で適性試験シミュレーションに参加したところ、結果が悪くなかったので、以後は伊藤塾の答練のみを受け、対策は予備試験短答式試験終了後の1週間に絞りました。過去問を解き、それから1部・2部に限り、過去問と答練で間違えた問題・つかえた問題を繰り返し解きました。適性試験においては、問題パターンと時間配分に慣れることが重要だと考えます。私が短期間で対策を終えられたのは、答練を何度も受けてきたことでこの慣れが自然と身についていたからだと考えています。

学部成績について

学部成績の比重は法科大学院にもよりますが、あるに越したことはありません。その点伊藤塾でしっかり勉強してからは、7科目について試験直前に勉強する必要はほとんどありませんでした。また、法律以外の科目についても、法律科目であれば基本的な考え方は同じですし、何より勉強をする習慣が身についていますから、伊藤塾で勉強を始めてからの方が全体的な成績も上昇しました。

伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて

週2~4日のバイトや友人と遊ぶ時間はきちんと確保できました。また用事や学校の試験期間等で通学できずとも、インターネット講義により挽回できます。商訴行政についても、基礎マスター段階から自宅で受講していました。自分のペースで、しかも2倍速で受講できるのは大きな魅力だと思います。

合格後に必要なこと

ロースクールでも教鞭を執るゼミの教授から、「合格した後が大事」とのお言葉をいただきました。私の場合は目の前の合格に気を抜かずに、これからもたんたんと勉強していこうと思います。

最後に

私が無事に法科大学院に合格できたのは、情報収集を怠らなかったことだと考えています。講師や合格者、友人の話を聞き、今自分がどの位置にいて何をすべきかを日頃から考えるようにしていました。その結果、基礎マスターを読み込む、答案を書く機会を作る、伊藤塾のテキスト以外には手を広げない、予備試験を目指す等の勉強方針を立てることができました。とりわけ私の身近には優秀な友人達がおり、多くの相談に乗ってもらいました。彼らの存在がなければ、また違った結果になったでしょう。この場を借りて、あらためてお礼を言います。ありがとう!