合格までの最短距離を走ろうと思ったら、よそ見をせずに、基礎マスターテキストを繰り返すことが大事です。
Y.H さん(23歳)
【合格校】
・京都大学法科大学院(既修)、 大阪大学法科大学院(既修)、 早稲田大学法科大学院(既修)、 中央大学法科大学院(既修)
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、適性試験シミュレーション
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。
はじめに
私は検事という職業に魅了され、1回生の秋に伊藤塾に入塾しました。比較的早い段階で入塾を決めたのは、大学入学当初からこの道を進むことをすでに決意していたことと、 「法律学は反復継続が重要であり、始めるのが早いほど有利」という伊藤塾長の言葉からでした。
私がとった勉強方法
法律科目対策について
私は大学では基本書を用いて学習していたため、伊藤塾長や伊藤塾の各講師が、「基礎マスターで学ぶことが受験においては全て」「基礎マスターテキストを完璧に抑えていれば大丈夫」という言葉に、当初疑問を感じた時期もありました。が、しかし学習が進んでいき、問題を解くようになるにつれて、これらの言葉は謳い文句ではなく「真実」だと実感するようになりました。基礎マスターで修得する基礎というものは非常に奥が深いものであり、自分が修得したと思っていても、実はモノにできていないということが多々あります。その意味において、基礎力を身につけるということは、相当難易度の高いことであり、反対に、基礎力を身につければ合格できるということを示しているのではないかと思います。基礎マスターテキストは当該基礎力を身につけるための情報が必要最小限載せられているため、合格までの最短距離を走ろうと思ったら、よそ見をせずにとにかく基礎マスターテキストを繰り返すことが大事です。
さらに基礎マスターテキストを繰り返す上で欠かせないのはただ、文字を読むだけでなく、講義も何度も聴き直すことです。伊藤塾の講義は2倍速で聴くことができるし、自分が聴きたい項目をキーワード検索することも可能であり、かつ項目毎に頭出しが可能というサポートもあり非常に便利です。このような技術的サポートがあるおかげで、自分が学習したい該当箇所をただ読むのと、講義を聴くのでは、実際問題講義を聴く方が早かったりします。講義を聴き直すことの最大のメリットとしては、聴くたびに得られる情報が増えるということです。というのも、法律学においては学習の進度や理解の深度により聴いて感じるものが違うためです。
学部成績について
伊藤塾で学んだことは学部試験に活きました。法律以外の科目であっても、論文マスターを通して学んだ答案の書き方、構成の仕方というものが論述において役に立ったため、比較的よい成績を残すことができたと思います。
最後に
振り返ってみると、「繰り返しが重要」という塾長の言葉は間違いないと感じます。また、法科大学院合格をつかみとれたのは、常にモチベーションを落とさずに勉強に取り組むことを可能にしてくれた「仲間」の存在が大きいのではないかと思います。
法科大学院入試は、いわば中間試験のようなものです。この先には司法試験が待ち構えています。気を抜かず、あと2年しかないという気持ちで、これからの学習に取り組んでいきたいと思います。