学部成績を維持できたのは、 伊藤塾のわかりやすい講義のおかげで大学の授業を既知のものとして、受容することができたからです。
中道 朋実 さん(22歳)
【合格校】
・大阪大学法科大学院(既修)、 神戸大学法科大学院(既修)、 大阪市立大学法科大学院(既修)、 関西学院大学法科大学院(既修・全額免除学生)、 関西大学法科大学院(既修・全額免除学生)
◆適性試験 / 第1回:187点 第2回:158点
◆学部成績 / GPA:3.91
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、 コンプリート論文答練、適性試験シミュレーション、法科大学院別論文対策講座 など
※プロフィールは、2012年合格時点のものです。
はじめに
私は2回生の春に入塾しました。私は本当に要領が悪く、すぐ不安になるタイプなので、独学では難しいと考え、要領よく勉強できるカリキュラムが準備され、かつ受験勉強の不安を解消してくれる友達やスタッフの方に恵まれた環境である伊藤塾で学習することにしました。
私がとった勉強方法
法律科目対策について
<1> 基礎的な法知識・法理論の修得について
私はライブで基礎マスターの講義を受講し、ほぼ毎回講義でわからなかった部分を講師に質問していました。さらに、ゼミの活動やアルバイトで忙しいときも少なくとも一度は復習するようにし、疑問点が出たら必ず質問制度を利用させていただいていました。初めのうちは自分でも何を質問しているかもわからないレベルでしたが、それでも講師の方々は優しくかつわかりやすく、そして質問箇所の周辺知識に至るまで丁寧に教えてくださいました。自分の質問したいことや考えが講師に伝わると、自分の学習の成果が現れているような気がして、勉強の励みになりました。そのおかげで、法律の勉強が嫌になることは一度もなく、基礎的な法律知識の修得に励むことができました。
<2> 実践段階の学習について
実践段階の学習に大いに役立ったのは、論文マスターと法科大学院入試コンプリート論文答練です。まず、論文マスターの問題の答案構成及び答案の流れの確認という作業を繰り返し、わからないところは基礎マスターテキストに戻ったり、質問して教えていただいたりして、論文作成の基礎を構成しました。そして4回生の春に法科大学院入試コンプリート論文答練を受講し、週一回論文を書くことによって、自分がどの程度理解しているか、自分の弱点はどこなのかを知ることができ、その後の学習の指針を立てることができました。この答練は3週間で1科目を学習するというスケジュールになっていたので、私立入試の直前期に前述の作業を繰り返すことができ、磐石な知識の修得にも役立ちました。
適性試験対策について
私は3回生の冬に前年度の過去問を解きましたが、平均点を大きく下回っていました。このような結果を目の当たりにして本当に不安になりましたが、“伊藤塾のカリキュラムに徹底的に従えば大丈夫”と信じて学習を進めました。例えば、適性試験対策講座(基礎編)を計画的に受講し、なかなか成績が上がらなくても答練や模試を会場で受験しました。さらに、これらで扱った問題を友達と教えあい、徹底的に復習しました。このように努力した結果、本番では平均点を上回ることができました。
パーソナル・ステートメント対策について
私は、特に国立大学のパーソナル・ステートメントを何度もロースクールカウンセラーの方にみていただきました。カウンセリングに通ううちに、自分が伝えたいことと、自分が書いた文章から読み手に伝わることがずれているということに気がつきました。このようにして、パーソナル・ステートメントは、自分で長時間考えれば完成度が高まるというわけではなく、カウンセリングや添削制度で他の人に見てもらうことが必須であるということを実感しました。
学部成績について
私自身、適性試験の点数が他の国立受験者に比べて低かったので、ずいぶん学部成績に助けられました。私が学部成績を維持できたのは、伊藤塾のわかりやすい講義を受講した後に、大学の授業内容を既知のものとして、安心して受容することができたからだと思います。とはいえ、「伊藤塾でやっているから、大学の授業はサボる」というのではなく、「伊藤塾でやっているから、大学の授業がわかる」という感覚を蓄積することが学部成績アップのために不可欠だと思います。
伊藤塾の学習と大学生活との両立、学習フォローについて
前述のように、私は伊藤塾及び学校の授業で疑問点が出たり、学習方法に悩んだりしたときは、必ず質問制度を利用させていただき、勉強におけるモヤモヤをすぐに解消することを心がけていました。また、ゼミの討論会の準備やアルバイトでどうしても講義に欠席しなければならないとき、いつでも時間があるときに当該講義を受講できる、インターネット講義は本当に役立ちました。さらに、理解のスピードが遅い私にとって、講義をインターネットで何度も繰り返し聴くことができるというのも非常に魅力的でした。
最後に
私の勝因は、毎日伊藤塾の自習室で勉強したことだと思います。自習室には同じ法曹を目指すライバルである友達がたくさんいて、「あの人が頑張ってるから、私も頑張ろう!」という気持ちになれましたし、お互いに励まし合って受験のストレスを緩和することができました。そして、塾にいれば、すぐに質問することができ、またスタッフの方々から激励のお言葉もいただくこともできます。最後になりましたが、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。