大学の授業よりも合格することに特化した講義は、成果をあげるための近道であったと考えています。

Y.O さん(22歳)
 

合格者イラスト
立命館大学法学部4年在学中
【合格校】
・大阪大学法科大学院(既修)、 神戸大学法科大学院(既修)、 名古屋大学法科大学院(既修)、 立命館大学法科大学院(既修・全額免除学生)
◆適性試験 / 第1回:234点 第2回:208点
◆学部成績 / GPA:3.74
◆受講講座 / 司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング

※プロフィールは、2012年合格時点のものです。

はじめに

私は高校生の頃から弁護士に対する憧れを持っていました。そして、大学2回生になってすぐに、私と同じように弁護士を目指す友人からの勧めで説明会に参加し、講義に魅力を感じたことと、実績も十分あげているということで入塾を決めました。第一志望に合格したために一層強く感じるのかもしれませんが、この入塾という選択をして本当によかったと思います。伊藤塾に通って、大学の授業よりも司法試験や法科大学院入試に合格するということに特化した講義を受講することは、成果をあげるための近道であったと考えています。

私がとった勉強方法

法律科目対策について

(1)基礎的な法知識・法理論の修得について

基礎的な法律知識の修得のためには、基礎マスターの講義とテキストを活用しました。伊藤塾の基礎マスターテキストは、試験に出やすいところを厚く書いていてメリハリが付くし、インプットの段階でありながらアウトプットを意識した作りになっている点で優れていると感じます。そこで、私は講義で講師がおっしゃったことはかなり細かくテキストにメモを取り、それを何度も読み返し基礎知識の定着を図りました。このとき注意していたことは、苦手分野だけ読み返すのではなく、全体を満遍なく読み返し復習するということです。初学者の段階では自分が理解していると思っている点でも、その理解が間違っていたり、浅い理解しかできていないことも多々あるため、穴を作ることを避けたかったからです。基礎知識の定着を図ろうとする段階では難解な基本書などに手を出すよりも、基礎マスターテキストをしっかり読み込むことの方が理解しやすく良いように感じます。

 (2)実践段階の学習について

ある程度基礎知識が定着し始めた段階でアウトプットに入っていくわけですが、そこでも伊藤塾の論文マスターの講義とテキストを活用しました。論文マスターの問題研究は旧司法試験の問題が中心なのでこの段階では難しく感じましたが、しっかりと予習をして講義に臨み、基礎マスター同様に講義の中で講師がおっしゃったことを細かくメモしました。しかし、これも一度、講義を受講して復習するだけではなかなか定着しなかったので、もう一度すべての問題の答案構成をするという形でこの問題研究を使ってアウトプットの練習をしました。また、実際に答案を書くことも大事なので、論文マスターと併行してある論文マスター答練にも欠かさず参加しました。この答練については自宅で書いて提出している人もいましたが、私は可能なら校舎に行って現場で書くべきだと思います。この答練が勉強のいいペースメーカーになるし、自宅で書くとどうしても時間に甘えてしまうこともあるからです。

適性試験対策について

私は伊藤塾の適性試験対策講座と模試を受講しました。適性試験というものは、通常の法律科目と違って、講座を受講して対策しても点数が伸びないのではないかと考える方もいるかもしれません。私も最初はそのように考えていましたが、講座を受講し、模試を受けることで少しずつではありますが解き方のコツのようなものを掴んでいったように感じます。また、適性試験模試は3回実施されるので、多数受けることは、本番の時間感覚を掴むことができた点でも有益でした。

学部成績について

学部成績は入試における重要な考慮要素になるので、学部成績を良好なものにしておく努力も大切だと思います。私は、学部試験対策でも伊藤塾のテキストを使っていましたし、それで良好な成績を取れるものがほとんどです。しかし、稀にマイナーな論点や少数説の学説等を問うてくることもあります。そのために、私は学部試験対策においては、レジュメや指定教科書と伊藤塾のテキストを併用する形で勉強していました。

合格後必要なこと

私は、将来弁護士になり過疎地弁護をやりたいと考えています。このような考えをもつようになったきっかけは、「明日の法律家講座」で実際に過疎地弁護を行っている弁護士の先生の話を聴いたことにあります。伊藤塾の「明日の法律家講座」は様々な分野で活躍される法曹の方の話を聴けるので大変有益なものでした。特に私は、弁護士に対する憧れが漠然としたものだったので、そのような話を聴けて具体的なイメージを持てたことは、勉強に対するモチベーション維持にもつながりました。

最後に

私は、今回無事第一志望に合格できましたが、それはやはり毎日の積み重ねが大切だったと感じます。これから試験を向える方々は、それが近づくにつれて不安に感じることも多々あると思います。しかし、毎日地道に努力を積み重ねていけば、必ず成果が出るものなので頑張ってください。