優秀答案に載る回数を自信に繋げて法科大学院入試を乗り切ることができました。

R.Aさん(22歳)

合格者イラスト
学習院大学法学部4年在学中
◆適性成績/第1回:204 点 第2回:197 点
◆学部成績/GPA:3.4
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験短答模試、適性試験公開模試など
◆合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)、明治大学法科大学院(既修・全額免除学生)

はじめに

 私が弁護士を志したのは、中学3年生の時に両親の離婚調停を経験したことがきっかけです。待合室で過ごしながら私は、いつも母を守ることのできない自分の無力さを痛感するばかりでした。この苦い経験から、苦しんでいる人の心に寄り添う優しさと、法律の力で守ることができる揺るぎない強さを兼ね備えた弁護士になろうと心に決めました。
 大学1年次は独学で学習していましたが、自分ひとりではなかなか理解が進まなかったことから、大学2年の春に伊藤塾に入塾しました。伊藤塾の講義はとてもわかりやすく、大学の授業で理解しきれなかった点についてもしっかりと理解することができました。また、講義では重要度のランク付けが逐一なされており、受験に必要な知識を効率よく学習することができました。

私がとった勉強方法

(1)基礎的な法知識・法理論の修得について
 まずは、基礎マスターのA・B+ ランクの知識を盤石なものにすることが大切です。私は、基礎マスターの講義を聴いて内容を理解し、その後自分でテキストを何度も読み込むことによって、知識の記憶・定着を図っていました。
 この段階では、まだ論文はほとんど書いていませんでしたが、今思えば、早い段階から論文を書いておくにこしたことありません。基礎マスターで学んでいる知識を実際に答案でどのように表現するのかを知ることは、合格において必須です。早い段階から、論文を見据えた勉強をすることをおすすめします。
 
(2)実践段階の学習について
 基礎マスター受講後は、論文マスターを受講する中で、論文の書き方を徐々に身につけていきました。また、講義で使用する問題研究の問題を何度も答案構成することにより、アウトプットを素早く行う訓練をしました。いくら論点をたくさん知っていても、あるいは知識量が多くても、問題を読んで、瞬時に必要な論点・知識が思い浮かばなければ合格はできません。そのため、素早くアウトプットするための訓練をしっかりと行うことをおすすめします。
 論文マスターよりも少し遅れて、コンプリート論文答練を受講しました。この答練を受けたことによって、限られた時間内に答案を書くことの難しさに気づくことができ、また、自分に何が足りていないかを考えるきっかけをもらえました。私は論文の苦手意識が強かったので、復習はしっかりと行っていました。優秀答案と自分の答案を毎回見比べ、自分には何が足りていないのか等を考え、今後の勉強の指標を立てる素材にしていました。その効果もあって、優秀答案に載る回数も増え、それを自信に繋げて法科大学院入試を乗り切ることができたように思います。

最後に

 法科大学院入試は、適性試験・法学既修者試験・各法科大学院の試験と、試験の数がとても多く、途中で心が折れそうになるときもあるかもしれません。私は法学既修者試験で平均を下回る点数をとってしまい、その時は絶望的な気持ちになりました。しかし、ここで気持ちまで負けてしまったらだめだと思い直し、試験直前までできる限りのことをし、無事合格することができました。みなさんも最後まで力を出し切り、ぜひ合格をつかみ取ってください。応援しています。

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