基礎力が身についていたことが大きな勝因。入試は基礎を固める重要な時期です。
H.K さん(22歳)
◆ 適性成績/第1回:244 点 第2回:246 点
◆ 学部成績/GPA:3.38 A・52.1% B・39.1% C・5.8%
◆ 受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義〔中央大学編〕、法科大学院別過去問分析講義+模試〔慶應義塾大学編〕
◆ 合格校/一橋大学法科大学院(既修)、慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修・半額免除学生)、中央大学法科大学院(既修・全額免除学生)
はじめに
私が法律家を目指したきっかけは、小学生の頃けんかの仲裁をしてその片方から「助けてくれてありがとう」と言われたことでした。言葉で人を助けることができる弁護士という職業があることを小学6年生の時に知り、その後一貫して弁護士を志すようになったのです。
大学に入る前から司法試験に受かるためにはダブルスクールをしないといけないと先輩から聞いていたので、大学入学後サークルの先輩がみな伊藤塾の塾生だったこともあり、1年生の5月には伊藤塾に入塾しました。
私がとった勉強方法
(1)基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎は重要だといろんな人が口をそろえて言います。
私が行ったことは基礎マスターを集中して聴いて、テキストを何度も読むことだけでした。初めて講義を聴くときはどの分野についてもなんとなくしかわかりません。ですが1回目で全て理解しようとするより、暗記事項だけきちんと覚えてとりあえず次に進むことをおすすめします。私もまずはとにかく伊藤塾の講座を受講していくことのみを考えました。とにかく真面目に講座を聴く、これが大前提になります。
(2)実践段階の学習について
基礎マスターの受講が終わると、論文マスターという答案を書くための練習が始まります。論文マスターの講義内で基礎マスター段階での疑問が解消したことが何度もありました。ここで初めて法律を応用することの楽しさを実感できます。
3年生の2月からコンプリート論文答練を受講し、本格的に答案を書く練習をはじめました。また、一橋はじっくり考えさせる問題が出題されます。小論文の問題と同じように正解が存在しない科目なので、どのレベルの答案をそろえれば合格できるのかということを解説してくれる法科大学院別過去問分析講義は、とても役に立ちました。
学部成績について
これは伊藤塾に頼りきりでした。1・2年生の時はまだ基礎マスターを受講していない科目もありましたが、 3・4年生の時には基礎マスターの受講は全て終わっていたので、学校の授業にはほとんど出席せず、期末試験の数日前に1日1科目ずつテキストを読み返すだけでほとんどの科目においてA 評価が取れました。
最後に
ロースクール入試を振り返って、基礎的な力が身についていたことが大きな勝因になったと思います。ロースクール入試は司法試験の入り口にすぎませんが、司法試験に向けた第1ラウンドとして基礎を固める重要な時期にあります。まずは司法試験のことは一回忘れて、目の前の志望校合格に向けてがむしゃらに努力してほしいと思います。