一つひとつの試験に必死で、とても高い壁のように感じた。伊藤塾で学んできたという事実が、本番に挑む勇気を与えてくれた
Iさん
◆学部成績/[GPA]:(3.64)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=4:5:3:1
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別法律科目論文模試など
◆合格校/東京大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修・半額免除)中央大学法科大学院(既修・全額免除)
はじめに
私は、困っている人を助けたいと思ったのがきっかけで法律家を目指しました。伊藤塾に入塾したのは3年生になる直前でした。はじめは独学で勉強していましたが、独学では勉強の遅れを取り戻すことは困難であると感じたため、伊藤塾に入塾することを決意しました。伊藤塾ではWeb受講を選択し、自分のペースで学習できたのが私に合っていたような気がします。そしていろいろな大学の人の答案を見ることができて、刺激になりました。志望校選びでは、伊藤塾のWebページを見ながら、法科大学院別法律科目論文模試などの結果を参考にして選びました。
基礎的な法知識・法理論の修得について
私はまず基礎マスターテキストと、論文ナビゲートテキストを使用して基礎的な知識をつけようとしました。一度ではなかなか覚えられないので、何度も復習しました。その際には、講義中に講師がピンポイントでマーカーの場所を教えてくれたので、強烈に記憶に残ったように感じました。そして、次に問題研究テキストを通じて答案を実際に書く練習をしました。はじめは答案の書き方のルールがよくわからなかったので、テキストの解答例や答練で配られる他の人の答案を参考にしました。この2つの作業を繰り返していくことで、法律の科目ごとのつながりや、条文のイメージが具体的になったように思います。さらに、どうしても覚えられないところは、何度も見て頭に焼き付けたり、何回か書いたりして覚えました。基礎マスターと並行しながら短答の問題も解いていたのですが、繰り返し知識を目にすることで記憶の苦手な私にとっては少し覚えやすくなったと思います。
法科大学院対策について
どの法科大学院にも共通することは、過去問に一応目を通しておくことと、本番の時間配分をしっかりと頭に入れておくことが大切です。そのうえで、時間に余裕があれば過去問をしっかり解いておくことがベストの方法だと思います。本番では休憩時間が長いので、論証集を読んだり友達と話したりして気持ちを落ち着けました。私立大学法科大学院入試のあと国立法科大学院の入試までは時間が空いたので、各科目の復習を怠らないように心がけました。私立法科大学院の入試後に燃え尽きてしまわないように心がける際に、伊藤塾長のメッセージを読んで気合いを入れ直していました。
〈慶應義塾大学法科大学院〉
慶應義塾大学法科大学院対策としては、伊藤塾の法科大学院別法律科目論文模試を受講しました。訴訟法の試験時間がとても短く、模試では時間内に書き終わることができませんでしたが、その失敗を踏まえて本番では時間配分に気をつけて書き上げることができました。
〈早稲田大学法科大学院〉
早稲田大学法科大学院入試は試験時間が長かったので、設問にしっかり答えられるように注意して勉強しました。また、過去問の出題趣旨もチェックしておくことで、より詳しい傾向を知ることができてとても役立ちました。
おわりに
法科大学院入試は、夏から冬にかけてあっという間に終わりました。過ぎてみれば一瞬のことですが、受験生の私にとってみれば一つひとつの試験に必死で、とても高い壁のように感じました。その時に、伊藤塾で学んできたという事実が、本番に挑む勇気を与えてくれたような気がします。自信がなく、今年の入試で落ちたら諦めるつもりだったので、初めて合格した時は本当に嬉しかったのを覚えています。これからの勝負も最後まで諦めずに泥臭く頑張ろうと思います。