伊藤塾に入塾したことで、勉強に対する不安を感じずに、学習を進めることができました
B.Mさん
◆学部成績/[GPA]:(3.89)A(優):B(良):C(可)=12:1:0(法律科目のみ)
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど
◆合格校/京都大学法科大学院(既修・飛び入学)
はじめに
中学時代から漠然と法律家への憧れを抱いており、大学は法学部を目指すと決めていました。しかし、いざ法学部に入学したはよいものの大学の授業についていけるのかが不安で、また私の大学では専門の授業が2年生から始まるためできるだけ早くから学習を進めておきたいという思いもあり、大学1年生の夏ごろ伊藤塾に入塾しました。法科大学院は、学部からそのまま京都大学の法科大学院を受験することを決めていたので、受験にあたって特に悩んだことはありませんでした。
基礎的な法知識・法理論の修得について
基礎的な法知識・法理論を勉強するにあたり、大学の授業では担当される教授の専門分野などにより扱う内容に偏重があったり、学期を通じて全範囲をカバーできなかったりということが多かったため、授業を聞いてノートにまとめるだけでは十分に学習内容を理解できないのではないかと感じました。そこで、伊藤塾の基礎マスターをベースに予習をして、大学の授業ノートや基本書を使いながらより深く学習を進めました。分野によっては基礎マスターの採る説と大学の教授の採る説が違うということももちろんありますが、それぞれに対する批判等をきちんと理解したうえでどちらの説を採るかを決めて理論の一貫した答案を書くように心がければ、定期テストなどでも困ることは特にありませんでした。 伊藤塾のテキストは学習に必要な範囲を全てカバーしつつ、重要問題を「論点」という形で取り上げ、その中でも試験を受けるうえで重要度の劣るポイントについてはランク付けして示してくれているため、初めて学習する分野でも躓かずに学習を進めることができました。基礎マスターをウェブ講義で受講する際には、よく理解できなかった部分をもう一度リピートすることもできますし、ラインを引いたり基本書の知識を書き写したりしたテキストを試験前に読み直すだけでも重要論点を確認することができ、とても役に立ちました。
法科大学院対策について
飛び級の入学試験では手形小切手法・民訴法・刑訴法・行政法の試験がないため、受験前は憲法・刑法・民法・会社法の基礎知識の確認と演習問題に集中しました。特に民法については、京都大学には債権関係の改正に関わられた教授がおられ、改正法の根本的な理解を問われる問題が出題されることから、基本書での知識のインプットを大切にしました。憲法については、例年人権と統治から1問ずつ出題されていますが、統治の問題に関しては受験生みんな解けていないものだよ、と先輩からアドバイスを頂いたため、あまり重点的に対策することはせず、人権の演習問題を多く解くことを意識しました。
早期卒業・飛び級合格について
京都大学法科大学院の飛び級は倍率も高くなく、受験科目数も少ないことから、対策はそれほど焦らずとも間に合うと感じました。科目数が少ないことのメリットを活かして基礎知識のインプットをどれだけ丁寧にできるかと、本番で焦らずにどれだけ確実に論点を拾えるかが重要だと思います。
おわりに
伊藤塾に入塾したことで、勉強に対する不安をそれほど感じずに試験対策を進めることができました。大学の授業や基本書で勉強することももちろん大切で意義のあることなのですが、どうしても担当教授や著者の立場に偏って理解してしまうというデメリットもあるため、ニュートラルな立場で様々な説の根拠やそれに対する批判を理解できる伊藤塾のテキストを利用できて良かったです。これから法科大学院を受験される方も、それぞれの利点を活かしながら勉強を進めることができれば、成績の伸びにつながるのではないかなと思います。司法試験合格を目指してともに頑張りましょう。