勉強は、正しい方向で正しい努力をすることが重要。大学の専門科目の授業が始まる前から法律の勉強を始めることができ、力がついた
Y.Mさん
◆学部成績/[GPA]:(3.7)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=2:7:4:0
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど
◆合格校/京都大学法科大学院(既修・飛び入学)
はじめに
大学受験の浪人時に家族が病気になり、医師に治療してもらったことがきっかけで、自分も誰かを助けるような仕事に就きたいと思い、大学入学と同時に弁護士になることを考えました。大学受験で苦戦した私は、司法試験の勉強をするにあたっては、正しい方向で正しい努力をすることが重要であると考えたため、法律の受験指導校に入ることを決めました。数ある司法試験受験指導校のなかでも、合格実績がダントツな伊藤塾に体験授業に行った際、講師やスタッフの方、教室の雰囲気などの点で良い印象があったため、迷わず入塾を決めました。大学の専門科目の授業が始まる前から法律の勉強を始めることができたのは間違いなくプラスだったと思います。カリキュラムはついていくこと自体が大変ですが、毎回の復習を大事にして根気よく勉強すればそれなりの力がつくと思います。
基礎的な法知識・法理論の修得について
私は専ら基礎マスター、論文マスターの勉強を重視し、短答過去問を除いて市販の演習本に手を出すことはしませんでした。勉強方法は人それぞれで、自分にあったものを見つけることが大事だと思いますが、少なくとも学部試験や法科大学院入試を乗り切るという観点からは、他の教材に目を向けず、基礎マスター段階の知識を自分のものにすることが最重要だと思います。勉強方法としては、知識は基礎マスターからのみ取り入れましたが、講師の補足や解説を書き込むとテキストが汚くなったので、ノートのような暗記カードを作成して情報の一元化を図り、それを何十回か繰り返して読み、知識の定着を図りました。また法律の勉強はときに行間を解釈できず苦労しますが、講師の方々が初学者目線の補足をしてくださるのはとても助かりました。勉強にあたっては体系を意識しながら迷わないこと、常に趣旨を大事にすることなども心がけました。
法科大学院対策について
〈京都大学法科大学院〉
私は、京都大学法科大学院の3年次出願枠で合格しました。入試科目が4科目と少なかったので、受験の1年前から憲法・民法・刑法を中心に勉強していました。先述のとおり、勉強方法は基礎マスターと論文マスターを何度も繰り返すことで、やはりこれにつきると思います。入試では現場思考の問題が出たり難問が出たりと言われますが、大事なのは周りができる問題を落とさないこと、規定演技を当然のように表現することだと思います。また個人的な話としては、入試の2週間前に前年の民法の問題が全くわからず、モチベーションが完全になくなってしまうということがありましたが、やはり最後まで諦めず、本番でそうならないよう準備することが大事です。
早期卒業・飛び級合格について
そもそも3年次出願枠があることを、入試の1年前に京都校で実施された飛び入学者のお話というイベントで知りました。今思えば、当時は基礎マスターを半分も聴き終えていないという悲惨な状態でしたが、合格者の方の話を聞いて奮起し、その日から毎日最低12時間を目安に勉強をすることにしました。その甲斐もあり、なんとか合格できました。
おわりに
法律の勉強は、独学ではなかなか難しいところがあると思います。合格実績のある伊藤塾で学ぶことのメリットは、少なくとも自分が努力している方向性は間違っていないとの安心感を得られることだと思います。もちろんそれだけでなく、講師の方々の指導はとてもわかりやすく、最寄りの京都校も雰囲気がよくていつでも相談に行けることもメリットだと思います。私は自主ゼミをしたことはありませんが、それは伊藤塾のテキストを何度も繰り返すことの方がより重要で、時間を割くべきことだと考えたからです。一人で勉強することは不安もつきまといますが、伊藤塾のテキストに沿って勉強すれば、間違いなく力がつくと思います。