1日も早く法律家になりたいと思い、大学入学と同時に入塾。受験した全法科大学院に合格できたのは、伊藤塾のテキストや講座があったから
T.Sさん
◆学部成績/[GPA]:(3.27)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=10:35:40:15
◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
◆合格校/一橋大学法科大学院(既修)大阪大学法科大学院(既修)慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修・半額免除)中央大学法科大学院(既修・全額免除)明治大学法科大学院(既修・全額免除)
はじめに
私は大学入学とともに伊藤塾に入りました。理由は、1日でも早く法律家になりたいと思ったからです。きっかけはよく覚えていないのですが、中学生の頃から法律家に対する憧れみたいなものは常に抱いてきました。勉強を始めるうちは、法律の勉強に対する苦痛などは感じませんでした。なぜなら、今までの受験勉強と違い、今の学習は将来に直結すると感じたからです。難しい科目ではありましたが、継続して学習することができました。しかし、自分は大学で硬式野球部に所属しており、週5日以上野球の練習があったことから、次第に伊藤塾の勉強が疎かになっていってしまいました。そして、野球に全力で取り組むことを決意したため、いったん伊藤塾での学習を中止しました。大学2年まで野球を続け、さすがに法科大学院入試のことも視野に入れていかなければならないと考えたため野球部を退部し、大幅に遅れていた伊藤塾の講座を受講し直し始めました。3年の夏にまだ民法の半分も終わっていないという状況でしたが、Web受講を上手く活用し、なんとか後れを取り戻すことができました。志望校については、学部が一橋であったことと、司法試験合格率の高さから判断して、一橋大学法科大学院に決めました。
基礎的な法知識・法理論の修得について
基本的には、皆さんおっしゃっていると思いますが、基礎マスターの反復です。自分はWeb受講が主でしたので、遅れをとっている時期は倍速で見るなどして進度を調節していました。また復習は、自分は見ているだけではだめなので、なるべく手を動かしたり、頭を働かせることにより修得しました。具体的には、重要度の高い論証は書いて覚える、短答の過去問を解くなどです。基本的にはそれで十分だと思います。講義のなかで講師もおっしゃっていましたが、予備試験の短答は瞬殺できる知識を増やすことが非常に重要なので、それを意識しながら勉強していました。論文マスターの復習方法は、三周程するのですが、一周目は少し考えてわからなかったらすぐに解答例を見ます。そして、書けなかった論証のうち重要だと思う部分については、まとめノートを作成します。これは本番で最終チェックをするためのものにもなります。二周目は答案構成をします。三周目はできなかった問題や重要度の高い問題を復習します。これである程度の修得は望めます。
法科大学院対策について
〈私立大学法科大学院〉
慶應義塾大学法科大学院・早稲田大学法科大学院・中央大学法科大学院・明治大学法科大学院全てですが、一通り法律論の学習を終えたら論文マスターの受講を最優先してよいと思います。そして、自分の至らなさを自覚したうえでその補完に努めるだけで、私立法科大学院は合格できると思います。また、私立法科大学院は時間制約が厳しい場合が多いので、論文マスタ―を何周かしたらまずは過去問を入手して時間を計って解いてみることが必要です。おそらく一番時間制約が厳しいのは慶應義塾大学法科大学院の民訴・刑訴だと思うので、そこに照準を合わせていけばよいと思います。
〈一橋大学法科大学院〉
一橋大学法科大学院は自分の第一志望であったため、合格可能性を高めるため伊藤塾の法科大学院別過去問分析講義を受講しました。この講義は、受験者の実際の再現答案が添付されているため、自分がどのレベルまで書ければよいかということが講義を通じて明白にわかるのがよかったです。自分は、法科大学院の先輩方の作成した過去10年分ほどの解答案を所持していたので、それについても検討していました。したがって、自分は過去問を10年分ほど解き、半分ほどフルスケールで答案を書きました。また、面接では自己推薦書の内容が聞かれるということでしたので、自分の書いた自己推薦書を見直して質問を予想してそれに対する回答を作成していました。正直、面接試験に対してはそこまで気を使う必要はないと思いました。やはり、論文式試験の出来・不出来で合否が決まると思うので、まずは論文の対策に尽力した方がよいと思います。
おわりに
伊藤塾を利用しなければ、合格することは不可能であったと思います。その意味で、伊藤塾は不可能を可能にしてくれました。伊藤塾のおかげで、一時法律の勉強から遠ざかっていた自分でも一橋大学法科大学院に合格することができました。また、自分が今年受験した法科大学院は全て合格することができたのも、伊藤塾のテキストや講座があったからこそです。これからも、法曹になるための努力を惜しまず日々を過ごしていきたいと思います。皆さんもぜひ伊藤塾の講座などをフル活用して、合格を勝ち取ってください。