メリハリづけを意識して学習し、基本事項をしっかり理解すれば法科大学院合格は容易です
K.Mさん
◆学部成績/[GPA]:(3.71)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=27:18:8:6 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、法科大学院別過去問分析講義、法科大学院別法律科目論文模試など
◆合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)早稲田大学法科大学院(既修)中央大学法科大学院(既修・全額免除)
はじめに
大学で1年生の時から法律の勉強を始めている友達が多く、自分はかなり出遅れたので、メリハリづけを意識した指導をしてくれる伊藤塾に入塾し、この差を埋めようと考えました。私が伊藤塾に入塾したのは2年生の9月でしたが、後述のように本格的な勉強を始めたのは、4年生の6月頃になってしまいました。
基礎的な法知識・法理論の修得について
私は2年生の9月に入塾し、3年生の4月からライブで受講していたのですが、聴きっぱなしの状態でした。受講後に短答や論文の過去問を解くべきだったと後悔しています。伊藤塾では、メリハリをつけたテキストが手に入り、法科大学院の入試程度であればB+以上を押さえておけば必要十分であるといわれ、それを淡々と行いました。6月から本格的に勉強した私でさえも、入試がある8月半ばには、テキストを二周以上することができました。問題研究テキストについては、時間がなかったので、入試の肝といわれる民法のみ勉強しました。答案構成の仕方、あてはめでの評価の仕方を重点的に押さえた学習方法をとりました。正直、法科大学院の入試であれば、B+以上の論証パターンを理解し、暗記すれば合格は容易です。実際に、ほぼ論証パターンを貼り付けただけで、全額免除がもらえました。
法科大学院対策について
〈慶應大学法科大学院対策〉
民法が難しいので、Bランク程度の知識まで学習しました。行政法については、判例を意識したあてはめができるようにB+以上の判例を読みました。
〈早稲田大学法科大学院対策〉
民法の配点が突出して高かったため、直前期は民法をかなり重点的に学習しました。商法がないので、それが可能です。
〈中央大学法科大学院〉
全ての法科大学院対策に共通しますが、過去問を2年分は解き、時間配分や問題形式をチェックしました。過去問を見て、基本的なことしかでないことがわかったので、Aランクの論点だけ見て挑みました。
おわりに
法科大学院入試においては超重要基本事項をしっかり理解し、それを答案上に表現することができれば合格は容易です。おそらく皆さんが思っている以上に、周りのレベルは高くはありません。メリハリづけを意識すれば大丈夫です。