論文マスターには論述試験対策の全てが詰め込まれている。どれだけ時間が足りなくても、自分の力を信じて頑張ってほしい
B.Kさん
◆合格校/大阪大学法科大学院(既修)大阪市立大学法科大学院(既修)
はじめに
伊藤塾に入塾したのは、3年生の春でした。それまでは進路についてぼんやりとしか考えていなかった私が法曹を目指すことを決めたのは、3年生になって周りの人々がインターンなどの活動を行うようになってからでした。ゼミの講師のアドバイスに従って伊藤塾に入りました。大阪大学法科大学院は家から近かったので第一希望にしました。
基礎的な法知識・法理論の修得について
4年生の9月まで、基礎マスターもほとんど終わっていない状態でした。基礎マスターの憲法のみを終え、勉強をせずに遊んでいたのが原因でした。8月の末に行われた同志社大学法科大学院の入試が不合格になり、焦った私は伊藤塾の大阪梅田校に相談をしに行きました。ほとんど基礎マスターが終わっていないこと、大阪大学法科大学院の入試まで残り2 ヶ月を切っていることなどを話しました。大阪梅田校の講師は、入試に必要な範囲とそうでない範囲とにテキストを分類して、「とりあえず基礎マスターを早く終わらせて、論文マスターに入りなさい」と言ってくださいました。それから私は毎日1.5倍速で基礎マスターを聴き、入試の2週間前に受講し終えました。それから論文マスターに入って、結局論文マスターを聴き終えたのが入試の3日前であったと記憶しています。論文マスターには論述試験対策の全てが詰め込まれているので、論文マスターを1回でも受講していたおかげで、結果的に大阪大学法科大学院に合格することができました。
法科大学院対策について
上記の通り、私にはそれぞれの法科大学院に向けての対策などしている時間はありませんでした。それどころか論文マスターを試験日までに受け終えられるかもわからない状態でした。しかし論文マスターには全てが詰まっていました。結果的に、大阪大学法科大学院も大阪市立大学法科大学院も論文マスターでの知識のみに頼って合格することができました。基礎マスターのテキストは、一度講義を聴き終えてからは一度も開いていません。
おわりに
法科大学院の合格を目指されている皆さんに私からアドバイスできる唯一のことは、論文マスターを受講してほしい、論文マスターさえ勉強していれば法科大学院は受かるということです。私は2 ヶ月足らずで憲法を除く基礎マスター(結局、刑法と民法の基礎マスターは時間がなかったので受けませんでした)と、論文マスターを聴き終えました。大阪梅田校に相談に行った際、相談を受け持ってくださった講師は「この期間で大阪大学法科大学院の合格はまず無理だと思う」と言っていましたが、実際に私は合格することができました。それは紛れもなく論文マスターの存在のおかげです。どれだけ時間が足りなくても、自分の力を信じて頑張ってください。