信じた教材を繰り返し使用することが重要です。伊藤塾の教材は、メリハリがついていて理解しやすいです
Y.Kさん
◆合格校/九州大学法科大学院(既修)
はじめに
私が法律家を目指したきっかけは、高校生の時に読んだ冤罪事件についてのノンフィクションで、無実を20年以上訴える人の請求が通らずに死刑が執行されてしまったことがあることを知り、日本の刑事制度について疑問を持ち、弁護士として刑事手続に関わりたいと考えたことにあります。そのため、高校生の時から、司法試験受験指導校で勉強したいという意志が固まっており、大学生活に慣れてきた大学1年の2月に伊藤塾に入塾しました。志望校については、実家から通いたかったので、通える範囲の法科大学院のうち最も司法試験合格実績のある、九州大学法科大学院を選びました。
基礎的な法知識・法理論の修得について
私は予備試験も受験していたので、短答式試験の日までは入門講義テキストの読み込みと短答の過去問を解くことで、短答式試験対策と基礎的な法知識を身につけるための学習をしていました。そして、短答式試験後は、論文マスターの「問題研究」のAランクに指定された問題の答案構成を各科目行いました。その際に、規範を別のノートに書き出すことでその場で暗記していました。しかし、評価される良い答案を書くためには、規範の丸暗記や論点を洗い出すだけではいけないと考えていたので、問題研究の答案構成を再度繰り返す際は、メリハリをつけた答案を書くため、答案全体の流れを意識して学習していました。私は、問題研究を3回繰り返しましたが、3回目には問題研究の答案例は大体思い出すことができるようになっていました。
法科大学院対策について
〈九州大学法科大学院〉
私は、もともと九州大学法科大学院のみを受験しようと考えていたので、受験の年は常に九州大学法科大学院の出題傾向を意識した学習をしていました。過去問については、九州大学法科大学院のホームページに過去12年分の問題が掲載されていたので、早い段階で全問に目を通して問題の検討を行いました。ただ、ホームページ上には解答例や出題の趣旨などは掲載されていなかったので、どのように解答すれば高得点が取れるのかはわかりませんでした。そのため、伊藤塾の基礎マスターテキストや問題研究を使って、重要な点はどこなのかの検討を自分で行いました。
おわりに
私は、伊藤塾の教材以外の教材は利用せずに受験しました。伊藤塾の教材はメリハリがついており理解しやすく、読み込むことで理解も深まり、利用してよかったです。法科大学院を目指す人は、信じた教材を繰り返し利用することで知識を深めて、志望校合格を目指してほしいです。