やみくもに暗記することを避け、また適切なタイミングで復習するなど工夫をしました

合格者イラスト
 武藤 遼さん  京都大学法学部4年
 
◆学部成績
GPA 4.0 / S:A:B:C=15:78:7:0
◆受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験答練フルパック
など

◆合格校 
京都大学法科大学院(既修)
神戸大学法科大学院(既修)

はじめに

法律家を目指そうと考えたのは中学2年生の時、足利事件の冤罪が確定したことで、罪なき人を救いたいと考えたためです。その後、大学に入学して、裁判官や検察官、渉外弁護士など、法律家のなかでも様々な職務があるのだとわかり、現在では企業法務弁護士に魅力を感じています。京都大学の法科大学院を選択した一番の理由は、学部が京都大学ですでに京都で下宿をしていたため、引っ越しをしたくなかったからです。また、他のどこの大学に比べても、民事系科目は京都大学が強いと考えたためです。他には、東日本の大学のように英語の成績の提出が強制されなかったことも苦手な英語を回避できるので、魅力の1つでした。伊藤塾への入塾は1年生の秋です。

私の勉強方法

【基礎学習について】
私は書籍の読み込みが苦手なため、何も頭に入っていない状態から問題演習に取りかかりました。わからなかった箇所についてテキストを読み込み、知識不足を埋めていくという手法で勉強していました。問題演習は、伊藤塾の論文マスターや論文マスター答練、コンプリート論文答練を受講し、テキストの読み込みには、基礎マスターテキストを使用しました。法律の勉強は暗記量が多いことで苦労する人が多く、私も例外ではありませんでしたが、理論の部分を把握してから暗記をすると、やみくもに暗記するよりも脳に吸収されている気がしました。また、どうしても覚えられない判例の言い回しや規範については、エビングハウスの忘却曲線に則って、適切な復習のタイミングで頭に入れるようにしました。
 
【法科大学院対策について】
改正民法の対策として、呉講師の改正民法ポイント講義の受講と、伊関講師の改正民法バージョンアップ講義を受講しました。その他には法科大学院対策として特別に何かをしたわけではなく、今まで予備試験対策として行ってきた論文マスター、コンプリート論文答練、予備試験の過去問を繰り返し学習して、伊藤塾の論文ナビゲートテキストの論証を復習しました。

おわりに

伊藤塾を利用してよかったことは、塾を通して予備試験や法科大学院入試に対するモチベーションを上げることができた点にあります。特に、京都校での予備試験ゼミでは、山本講師から熱心なご指導をいただいたうえに質問にも丁寧にお答えいただき、大変ありがたかったです。また、ゼミ内にいる優秀な塾生の皆様にお会いできたことで、モチベーションの維持につながりました。