論文マスターの問題研究は本当に良い教材です。手を広げずに問題研究を繰り返したことが合格の一番の要因だと思います。


R.Yさん:龍谷大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]:3.45  S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=26:48:41:15 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング

合格校/慶應義塾大学法科大学院 (既修)

はじめに

私は幼い頃から弁護士という職業に憧れを抱いており、大学1年生の秋頃に伊藤塾に入塾しました。伊藤塾長の指導理念に感銘を受け、ここなら大丈夫だろうと思ったのが入塾した理由です。慶應義塾大学法科大学院を志望した理由は、いわゆる上位の法科大学院ということで司法試験合格率が高く、周囲の学生のレベルも高いことから良い環境が整っていると思ったからです。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

私は伊藤塾の基礎マスターと論文マスターしかやっていません。問題研究を解きながら、基礎マスターテキストを適宜確認するという勉強方法が中心でした。また、問題研究もすべての問題を解くのではなく、B+以上の問題のみ解くというようにメリハリづけを行っていました。普段は答案構成を行い、試験直前期は頭の中で答案作成をしていました。問題研究を完璧にすれば、法科大学院入試で手が止まることはないと思います。ですので問題研究は何周も何周もしましょう。私は10周しました。問題研究に載っている論証と論文ナビゲートテキストの論証は全て記憶するように努めていました。本番で論証を思い出している時間はないため、できる限り覚えましょう。また、単に丸暗記するのではなく、理解して記憶することが重要です。理解していれば万が一、本番で思い出せなくてもなんとか論証を考え付くことが可能だからです。

〈法科大学院対策について〉

慶應義塾大学法科大学院は試験時間が短いので、慣れるために試験一週間前に過去問を1年分解きました。慶應独自の対策はこれで十分だと思います。あとはひたすら問題研究を繰り返していました。書類点の割合が低いので、パーソナルステートメントはささっと終わらせて論文の勉強に集中するべきです。また、本番では終わった科目のことは忘れて次の科目に集中しましょう。私は民法の出来がボロボロで泣きそうになりましたが、気持ちを切り替えて残りの科目に臨み結果的に合格しました。

おわりに

論文マスターの問題研究は本当に良い教材です。手を広げずに問題研究を繰り返したことが合格の一番の要因だと思います。慶應義塾大学法科大学院に進学してからも問題研究を軸に演習を行い、司法試験に合格したいと思います。