法科大学院入試によく出る論点については問題研究で学習することができていたので、しっかり論述できました
B.Fさん:中央大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]: 3.65 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=55:32:27:8 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練、予備試験答練パックなど
合格校/早稲田大学法科大学院(既修)全額免除、慶應義塾大学法科大学院(既修)
はじめに
法律家を目指したきっかけは、大学入学後に、授業等を通して勉強を深めていった中で、この知識を使って仕事をしたい、人の役に立ちたいと思ったことです。また所属していた法律サークルで法律討論会に参加したことも大きな契機の1つであり、より法律に興味を持ちました。志望校を選んだ理由は、大学系列の大学院で、同じ環境で継続的に勉強できると思ったこと、3年卒業制度を使えば授業料の免除もいただけるとのことだったことが主です。
受験対策として伊藤塾を選んだ理由は、その実績です。予備試験、司法試験の合格者数が群を抜いて多かったので、安心して勉強できると思いました。伊藤塾に入塾した時期は大学二年生の春です。高田馬場校に通っていたのですが、論文の採点を1年時からしていただいたのがとてもよかったと思います。また実際の弁護士のお仕事のお話を聞くこともでき、とても有意義でした。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
学習のポイントとしては、私はとにかく学習1年目で基礎マスターを必ず終わらせるという点は厳守しようと思い、受講を進めていきました。また早期卒業を目指す上では、大学の授業の成績も良くないといけないので、特にライブ講義に通っていた時は両立が難しく感じるときもありましたが、塾の勉強と大学の勉強は重なる部分が多いので役に立った点も多くありました。そのため、ライブ講義は、大学の授業や自身の用事を理由に休んだことはほぼありませんでした。やはりライブ講義だと緊張感を持って集中して取り組むことができます。
どうしても大学指定の教科書や授業だとわかりにくい部分があるので、私は基礎マスターを大学の授業より先に受けて、大学の授業で補完する、試験対策をするといった形にしていました。ある程度基礎知識をつけてからだと、大学の授業もわかるようになりますし、よい復習になったと感じています。
〈法科大学院対策について〉
私は早稲田大学法科大学院を受験しましたが、その対策の際は、とにかく過去問の分析をしました。過去問は、6年分ほど解きました。ある程度の傾向はつかめますし、今年はどのような問題が出るかといった予想も科目によってはつけられます。今年は予備試験との受験が近く、なかなか予備試験の勉強を進めることができませんでしたが、法科大学院の傾向をつかみ、ある程度まで過去問を分析して大枠を固められれば、法科大学院の入試対策以外の勉強も平行して行ってよかったのではないかという点は、今は反省しています。
法科大学院の入試は、予備試験、司法試験の内容よりは易しいものだと思っているので、論文マスターで十分カバーできると思います。私は学習2年目の受験で、未だ論文マスターを民法、憲法、刑訴しか受けていない状況だったので、焦りもありましたが、基礎マスターの講義内で教えていただいていた論文の書き方で乗り切りました。法科大学院の入試ではとにかく過去問を解くことが重要だと思います。
早期卒業・飛び入学合格について
早期卒業にあたって必要となる大学の学部成績、法科大学院の入試には、基礎マスター、論文マスターの勉強が非常に役に立ったと思っています。先にも書いた通り、大学指定の教科書や授業では、理解できなかったり、追いついていけなかったりした点があると思うのですが、大学の授業の進行よりも先に基礎マスターを聞いておくと、教授の言っている内容がわかり、より深い理解につながると思います。また、論文の書き方を学んだ上で試験に臨むと、理論的に試験問題を作成することができるので、成績向上にもつながるのではないでしょうか。
おわりに
伊藤塾は合格者も群を抜いて多く、また情報量も多く、講義の質も高いので、安心して勉強を進めることができます。これだけ必要なものがそろっていれば後は自分の勉強次第だと思います。法科大学院合格は地道に勉強していけば決して難しいことではないはずです。皆さん頑張ってください。