伊藤塾という恵まれた環境において、そのチャンスをつかみ取れるかどうかは、自分の努力にかかってきます。ぜひ挑戦してください。
Y.Gさん:早稲田大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]: 3.33 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=36:33:58:20 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
合格校/早稲田大学法科大学院(既修)半額免除
はじめに
私が法曹家を目指したきっかけは、小学生の頃、弁護士が活躍するドラマを見て、憧れを抱いたからです。また、受験対策として伊藤塾を選んだ理由は、実績があること及び体験授業を受け、わかりやすさに感銘を受けたからです。
伊藤塾に入塾した時期は、大学2年生の5月です。さらに、受験指導校で勉強する利点は、効率よく学習を進められること及び自主ゼミを組める勉強仲間ができることにあると思います。
私の場合、大学の授業や基本書で勉強を進めていても、何が重要であるかについて理解をするのに時間がかかってしまったり、そもそも理解できないことが少なくありませんでした。これに対し、受験指導校の講義やテキストは、非常にわかりやすく、何が重要であるかについて理解をするのに時間がかかったり、理解できないことはほとんどありませんでした。なにより、大学の授業や基本書で捉えにくい論文の型を知ることができたと思います。また、大学等では、運が良くなければ、勉強仲間ができる可能性は低いと思われます。これに対し、受験指導校では、ほとんどの人が同様の目標を有しているため、ゼミ等を通じて、勉強仲間ができる可能性が高いと思います。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
学習のポイントは、内容面としては、科目により、差異はありますが、原則・例外の関係、法的三段論法及び条文・趣旨が重要であることを常に意識することだと思います。これに対し、形式面としては、講師・先輩の方々と相談しながら、効率の良い勉強を立て、実行することだと思います。
また、勉強方法は、論証集を読み込み、問題演習を行いました。論文を書くためには、インプットだけではなく、アウトプットも繰り返し行うことが重要なので、両者をバランス良く行うことを心がけました。そして、基礎マスターは、論文を書くための基礎となる知識の理解に役立ちました。基礎マスターにおけるインプットの段階から、論文での書き方を意識しておくと、アウトプットの段階で必ず活きてくると思います。さらに、論文マスターは、論文の問題を通じて、論文の書き方を身につけるのに役立ちました。加えて、ゼミでは、緊張感ある環境で仲間と切磋琢磨することにより、モチベーション維持に役立ちました。
また、学生生活においては、主要7科目(憲法・行政法・民法・商法(特に会社法)・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)の大学の定期試験で、過去問対策のみにより、少なくとも、単位を取得でき、優秀な成績を修めることも難しくない、というように、定期試験対策にも良い影響があるという利点があると思います。
そして、工夫した点は、完璧を求めるのではなく、とにかく1周目の学習を早めに終わらせ、2周目以降を繰り返し行うことを目指しました。これに対し、苦労・失敗した点は、メンタルコントロールがうまくできなかったことです。精神的に落ち込んだ時の対処法を分析することは重要だと思います。
〈法科大学院対策について〉
早稲田大学法科大学院受験にあたっては、過去問演習に専念しました。というのも、私が受験した年は、例年とは異なり、予備試験短答式試験の1週間後に同法科大学院の入試があったので、論証集を十分に読み込む時間がなく、過去問演習で手一杯という状態でした。入試前に時間的余裕がある場合には、論証集を読み込み、過去問についても、より深く分析することがベストだと思います。
また、伊藤塾の講座は、パーソナル・ステートメントの書き方を知るのに役立ちました。法科大学院の入試は、筆記試験のみではなく、パーソナル・ステートメントという書類を提出する必要があります。上記講座により、添削を通じて、形式面・内容面ともに、良いパーソナル・ステートメントの書き方を知ることができました。
そして、予備試験に向けた学習を行うことにより、内容面においては、自ずと法科大学院受験対策にもなると思います。ただ、形式面においては、各法科大学院の入試の試験問題には、それぞれの特徴があるので、それを把握するために、過去問演習を行うことは必要不可欠だと思います。可能であれば、同法科大学院の入試と同じ時間で、問題演習をすることにより、答案構成・作成の時間の感覚をつかむことも重要だと思います。
早稲田大学法科大学院の入試は、民法の配点が他の科目に比べて非常に高く、次に刑法の配点が他の科目に比べて高いです。極端に悪い科目があると、不合格になるみたいなので、他の科目も必要最低限の対策を行うことは必要かと思いますが、特に民法、次に刑法を重点的に勉強することが重要だと思います。
おわりに
大学1年生の時は、独学で勉強していましたが、限界を感じ、伊藤塾に入塾しました。入塾後は、入塾前に比べ、遥かに効率の良い勉強をすることができました。それだけでなく、様々な素晴らしい人と出会い、目標とすべき人も見つかりました。時には、苦しい時もありましたが、伊藤塾を利用して良かったと思います。また、私は、凡人ですが、こんな私でも、合格できたのですから、誰にでも合格するチャンスはあると思います。伊藤塾という恵まれた環境において、そのチャンスをつかみ取れるかどうかは、自分の努力にかかってると思うので、自信がない人でも、最初から諦めるのではなく、ぜひ挑戦して欲しいと思います。