あのとき伊藤塾の門を叩いたから。
入塾以来、目指すべき方向がまっすぐに見え、毎日が怒涛のスピードで駆け抜けていくほど充実した学生生活を送ることができています。
B.Oさん:早稲田大学法学部3年 ◆学部成績/[GPA]: 3.32 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=57:38:18:1 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、法科大学院別過去問分析講義+ 法科大学院別法律科目論文模試、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試など
合格校/早稲田大学法科大学院(既修)早期卒業 全額免除
はじめに
検察官を描いたドラマの影響で法学に興味を持ち、法学部に入学しました。その後、刑事裁判傍聴をする中で、被害者に真摯に謝罪の弁を述べ、心身ともにボロボロになって、自身へのふがいなさを絶えず吐露する被告人の姿を目の当たりにし、犯罪をしてしまった人ではありますが、どこか他人事とは思えない自分に気づきました。そして、自分の学んでいる法律の知識を活かして、そういった人が自己の過ちに正面から向き合い、次の一歩を踏み出すきっかけになりたい、そのことでこの世の中に貢献したいと思い、法律家を目指しました。
なじみある学び舎で、学部時代からお世話になった教授の方々からの継続的な教育をいただくことが、自分の夢の実現に最も近づけると考え、早稲田大学法科大学院を志望しました。
受験指導校は、業界最大手として長年蓄積されてきたノウハウとデータに基づき、毎年多くの合格者を輩出してきたカリキュラムであれば、自分も迷うことなく、自信をもって毎日夢の実現に向かって努力していけると考えたので伊藤塾を選びました。また、体験講座で伊藤塾長のお話を聞いて、「やればできる、必ずできる」というお言葉に背中を押されたからです。
伊藤塾に入塾したのは大学1年生の秋でした。大学受験勉強を終えただけで、これまで法律に触れたことのない私は、いざ司法試験に向けた勉強をしようと思って専門書を開いてみても、どこが重要で、どこを理解して、何を覚えればよいのか、全くもってわかりませんでした。しかし、伊藤塾の講義では、長年蓄積されてきたデータに基づいて、講師が論点ごとに重要度ランクに言及してくださるので、メリハリをつけて効率よく学習できます。結果として、あんなにも難解に感じていた専門書の内容や学部の授業の理解もかなり進むようになりました。また、実務経験に基づいて、その制度が実務界でどのように役立っているのか等も教えてくださるので、日々、将来を見据えて勉強に取り組むことができる点も、受験指導校ならではの利点だと感じました。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
講義が終わった後、最寄り駅までの帰りの電車40分で、その日の基礎マスター講義の内容を一度復習することはずっと継続していました。講義が終わった直後の復習は、まだ記憶が鮮明なこともあって、頭への入りもよく、知識の正確な定着に役立ったと思います。
論文マスターでは、基礎マスターで修得した知識を活かして、論文頻出のテーマの問題に取り組むことができたのに加えて、模範解答としてはここまで書いているが、「受験生としてはさすがにここまではかけないと思います」「ここが合否のわかれ目ではないでしょう」といった合格レベルの相場感をも教えていただけるので、独学では到底わからない「合格レベル」を意識した勉強をするのに役立ちました。
また、所属校舎で行われた「特進ゼミ」では、発言を求められるため、各科目のゼミが始まる前までにその科目の基礎マスターの内容をしっかりと復習しておく必要があり、日々緊張感をもって勉強に取り組むことができました。こうした状況を乗り越えたからこそ、試験当日も極度の緊張状態に陥ることなく、リラックスして臨めたような気がしています。
また、ゼミ後も一緒に勉強をしていく仲間と出会えたことも、孤独になりがちな受験勉強を、より豊かで実りあるものにするにあたって大変大きなことだったと感じています。
伊藤塾のカリキュラムは、確かに基礎マスター等は週3回、各3時間のライブ講義が続き、スケジュール面で非常に大変な面もありましたが、司法試験対策として必要な知識を効率よく修得できるように設計されているので、長い目で見ると、ひとりで勉強をするよりも短い時間で、必要な知識を身につけることができ、だからこそ、サークル活動やアルバイトの時間にも回すことができたのだと感じています。現に私は、週3回のアルバイトとも両立を続けられています。とはいっても、やはり両立には非常に苦労をしました。それでも、バイト前の数分や寝る前の数分、大学の講義前など、細切れの時間を上手に使って、日々基礎マスターの復習をあきらめなかったことがよかった点だと思います。
〈法科大学院対策について〉
早稲田大学法科大学院受験にあたっては、伊藤塾の「法科大学院別過去問分析講義 早稲田大学編」と「法科大学院別法律科目論文模試 早稲田大学編」のみを受講して、対策しました。
分析講義では、近年の出題傾向に極めて特徴があり、各科目どの分野を中心に勉強しておけばよいか等にも言及があったため、予備試験短答式試験直前期でなかなか論文対策には時間をかけられない中で効率よく対策を立てることができたと感じています。実際に、そうした分野を軸に論文対策を立てておいたからこそ、本番でもなんとか対応することができたのだと思います。また、先輩方が残してくださった「合格再現答案」も掲載されているので、本番ではどのレベルの答案を書くことができれば合格できるのかといった水準の把握にも大変役立ちました。
論文模試についても、大学院ごとの特色を反映した良問揃いで、本番に向けて、大変よい練習の場になったと思います。
私は出願の2ヶ月前くらいに急遽受験を決めたのですが、これまで予備試験の勉強として、予備試験受験科目10科目近くの対策をしておいたからこそ、法科大学院の受験科目はたったの5科目だ!と感じることができました。もしも、予備試験の勉強をしていなかったとしたら、5科目の論文試験と聞いただけで怖気づいてしまっていたと思います。また、これまで予備試験の論文に向けた各科目の学習の中で勉強してきたAランク以上の論点が中心になった試験問題が多く、予備試験の勉強がそのまま役に立ちました。だからこそ、当日も落ち着いて取り組むことができたのだと思います。来年度以降に受験をする方々も、伊藤塾で予備試験に向けた勉強をしていれば、法科大学院入試の対策にもなっているので、安心してよいと思います。
早期卒業・飛び入学合格について
伊藤塾の基礎マスターの受講で、完璧な知識の定着とまではいかないにしても、各科目を一通り見通しておいたことで、学部の授業を聴いていても、全体の中のどこの話をしているのかといった点がわかったので、迷子になることがなく、大変理解がスムーズでした。そうしたこともあり、伊藤塾入学後は学部成績も上昇傾向になりました。
学部1年の春から、法学だけではなく、英語や朝鮮語の授業、生物や日本史といった一般教養科目の授業、ひとつひとつの課題に対して常に一生懸命に取り組んできたことの積み重ねが大きなカギを握っていたのだと感じています。この3年秋の学部成績でよい結果を残して無事に3年早期卒業を実現することができれば、大学院2年課程に進学できます。通常であれば司法試験受験資格を得るまでに学部4年+院2年の計6年かかるところ、計5年で得られるので、時間的にも費用的にも節約できるというメリットがあると感じていますし、その点が私が早期卒業を目指す理由です。まずは、1月末の3年秋学期の学部成績でしっかりと良い結果を残せるように、最後まで最善の努力を重ね、なんとしてもこの3年卒業を実現していきたいです。
おわりに
たまたま出向いた説明会で伊藤塾長から、大学院入試を目指すうえでも、予備試験に向けた受験勉強を早めにスタートすることの重要性を説明していただきました。大学に入学して、半年ほどは自分でやみくもに勉強をしていましたが、その秋に伊藤塾に入塾をして以来、目指すべき方向がまっすぐに見えてきて、毎日が怒涛のスピードで駆け抜けていくような感覚に陥るほどに充実した学生生活を送ることができています。あのとき、思い切って伊藤塾の門をたたいてみたからこそ、予備試験に向けた勉強はもちろんのこと、学部成績も向上し、入学当初には思い描いてもいなかった3年夏での大学院入試合格を実現することができました。まずは、無事に学部を卒業して、大学院に入学できるように、最後まで最善かつ着実な努力を重ねていきます。
大学院に入学できたら、弁護士事務所でのインターン授業等にも積極的に参加し、将来の実務の現場を見据えながら、日々の予備試験及び司法試験に向けた勉強を引き続き、着実に進めていきたいです。 伊藤塾で予備試験に向けた勉強を着実にしていけば、法科大学院入試については特に大きな心配をすることはないことがわかりました。来年度以降に受験予定の皆さんも、ぜひ安心して、日々、基礎マスター講義や論文マスター講義等に取り組んでいってください。私自身も、今後とも伊藤塾のカリキュラムを頑張っていきたいと思います。