自分で試行錯誤する時間がもったいない。
伊藤塾で信頼できる教材が揃うのは、受験生活で大きなメリットです。
B.Qさん:地方国立大学4年 ◆学部成績/[GPA]: 3.6 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=97:17:14:0 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング
合格校/名古屋大学法科大学院(既修)、南山大学法科大学院(既修)
はじめに
伊藤塾に入ったのは大学3年生になった4月です。法曹を目指すには比較的遅めのスタートだったので、勉強の方法について自分で試行錯誤する時間がもったいないと考えていました。そこでひとつの講座で基礎から論文までこなせるものを探しました。そして、そのようなものの中で、合格実績の高い伊藤塾を選びました。
独学ではなく伊藤塾で学ぶことの良さは信頼できる教材が全て揃うことです。インターネットで検索をすれば色々な教材、そしてその口コミが出てきますが、どれを信用していいのか全くわかりません。自分で教科書を揃えたとしても、この本で本当に大丈夫なのかという不安が常に付き纏うと思います。その点、伊藤塾は法律の基礎的な知識を学ぶ教材から論文の書き方を学ぶための教材まで全て揃います。しかも、その教材を使って合格された方がたくさんいるため、信頼して勉強を続けることができます。長い受験生活において、信頼できる教材が揃うというのは大きなメリットです。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
基礎マスターを聴きはじめたのが大学3年生だったため、ほとんどの科目は大学の授業で学んでいました。そのため、伊藤塾の基礎マスターはその復習として聴きました。映像授業は2倍速で聞けるため、できる限り速く消化していきました。伊藤塾の講座は司法試験に必要なところをしっかりやってくれる上、わかりやすいため、自分の理解が不十分だったところを効率的に補うことができたと思います。
私はフリースタイルコースを受講していたため、基礎マスターと並行して、一年目から論文マスターを受けることができました。そのため、基礎マスターを消化したらすぐに論文マスター講座に移りました。論文ができるようになるには時間がかかると思うのでできる限り速く論文に取り掛かるのが良いと思います。論文マスターをはじめた時点で、私は全く答案が書けませんでした。論文マスターは、自分で答案を書いてから受講した方がいいとは思います。しかし、書けないものは書けないので、私は答案作成は諦めて先に講義を聴いてしまいました。結果的には、それでよかったと思います。あくまで私に限った話ですが、論文マスターを聴かずに答案を書くことは2年経っても5年経っても無理だったと思います。論文マスターを受けることでやっと論文用の頭の使い方を学ぶことができました。逆にいうと、答案が全く書けなくても論文マスターを聴き、問題研究を繰り返せばなんとか書けるようになります。私は途中で挫折しかけましたが、できなくて当たり前という精神でどんどん進めると良いと思います。
〈法科大学院対策について〉
名古屋大学法科大学院の受験にあたり、基本的には問題研究を繰り返し解きました。問題研究を解く、わからなかったところを調べる、論証を覚える、の繰り返しです。問題研究を完璧にすることを目標に続けました。何回かやっているうちに気づくことも多かったので、繰り返すことには大きな意味があると思います。論文については問題研究以外の教材は使いませんでした。問題研究だけでも量が多いので、特に他のものをやる必要はないと思います。過去問は形式を見たくらいで、あまり解きませんでした。答えがわからないものについて答案を作っても、自己満足で終わり、次につながらないと思ったからです。
また、名古屋大学には一行問題が出題されます。それについては予備試験の短答の過去問を解き、その解説の中で出てきた定義などについてまとめるという対策をとりました。ただ、完璧に対策しようとすると時間が足りなくなると思ったので、重要そうで、なおかつ自分が書けなさそうなものだけにとどめました。あくまでも論文の勉強がメインで勉強しました。完璧主義になりすぎないように、バランスをとって勉強することが大切だと思います。南山大学も問題研究を解いていれば特別対策は必要ないと思います。
おわりに
私は最初、論文が全く書けませんでした。一文字も思い浮かばず、これは無理かもしれないと思いました。それでもなんとか法科大学院に合格しました。それは繰り返し問題研究を解いたおかげだと思います。何度も同じものを繰り返すのは苦痛で、自分に力がついているのか不安になったことも一度や二度ではありません。それでも伊藤塾を信じて勉強を続けて良かったと思います。まだ、法科大学院に合格しただけなので、努力を続けていこうと思います。